長年下位に沈み、Aクラス入りできるかどうかといわれていた横浜が、セ・リーグ上位に躍り出ている。好調の打線を引っ張るのは巨人から移籍したロペス(31)だ。打率.338で、ホームラン6本と打点13はリーグトップだ。
巨人OBの広岡達朗氏が「何で平均20本は打てるロペスを出すのか。阿部慎之助の一塁コンバートで放出するのが大間違い」と巨人に対して懸念していたことが現実になっている。
評論家陣からは、「巨人と違って打席での制約が少なくなったのか、思い切って振れている」と高評価。加えて巨人時代に頭に叩き込んだ投手データが活きているようだ。
「彼は試合前に必ずスコアラーから個別レクチャーを受ける研究熱心な選手だった」(巨人OB)
※週刊ポスト2015年5月1日号