女性のおっぱいに谷間があるのはなぜだろうか。また、その谷間は眺めるためだけに存在するのだろうか。貴殿は「谷間挟み」という言葉をご存じか?
乳房は何かを挟むためにあるわけではない。だが古くから「もっとも安全な逃避場所は母親の乳房」(フランスの劇作家、ジャン・ピエール・クラリス・ド・フロリアン)といわれ、そこに飛び込みたいという願望は自然なもの。その柔らかな圧力を感じるために、いろんなものを挟んでみた。
写真■『むちり』(本体1800円+税、扶桑社刊、撮影/岡戸雅樹)より
※週刊ポスト2015年5月1日号