イベントに登場すれば大観衆が熱狂し、中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」では1500万人超がその発言に注目する。今、アジアで最も有名な日本人女性といえば、元AV女優の蒼井そら(31)だ。外交関係の冷え込みをよそに“日中親善”を実践する彼女が隣国との「交流秘話」を明かした。
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微博を始めた時は、私がツイッターでつぶやく内容をスタッフが中国語に翻訳して流したんですが、わずか1日で微博のフォロワー数が半年かけて増えたツイッターのフォロワー数を追い抜いたんです。
これは人任せにせずに自分でちゃんとやらなきゃと思って、本格的に中国語の勉強を始めました。「中国語を勉強してます」とツイートしたら、中国の方も喜んでくれて、さらにフォロワーが増えていきました。
中国語は発音とイントネーションがとっても難しく、すぐに挫折しそうになります。でもこの壁を乗り越えると、あとはスムーズに上達します。日本人は漢字の意味がわかりますし、中国には訓読みがないので意外と覚えるのは楽です。知らない発音の単語に出会ったら、字を調べるのが習得のコツです。間違った字でツイートしてもフォロワーが間違いを指摘してくれるので、いい勉強になります。
小学生の頃に習字をやっていたので、書道は得意なんです。以前、筆で書いてほしい文字を微博で募ったら、エッチな言葉がたくさん送られてきました。そういうのは外して、まともそうな文字だけ書いて写真をアップしていたんです。
その中に「打飛機」という文字がありました。「“飛行機を打つ”って何だろう」と思いながらも書いて微博にアップしたら、即炎上してしまったんです。後で「オナニー」を意味する俗語(飛行機を地上から銃で撃ち落とす動きにちなむという説がある)だと聞いて大笑いしました。男性のシンボルを意味する「鶏」とか、中国にもエッチな俗語がいっぱいあるんですね。
逆に「棒!」という字がたくさん届くので、どうせエッチなやつだろうと思ったら、「いいね!」という意味だった(笑い)。中国語ってやっぱり難しい。
※週刊ポスト2015年5月1日号