若い女性の間で一般的になりつつあるというプチ整形。でも、親にしてみれば複雑な気持ちかもしれない。しかし、なかにはむしろどんどん整形しろ!というタイプの親もいるとか。埼玉県に住む女性Nさん(39才)の夫は(45才)は、プチ整形をしたいという娘に、こんな酷いことを言ったという。
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私と夫、どっちに似たのか、お世辞にも美人とはいえない長女。20才の誕生日を迎えたとき、思いつめたような顔で、「プチ整形したい」って。腫れぼったい一重瞼を二重にしたいって言うけど、私は大反対。愛嬌のある顔に、わざわざメスを入れることはないもの。
それでも「絶対にする」と言うから、夫にも反対してもらおうと相談したら、「いいじゃないか!」と大賛成。しかしそのあとが悪かった。
「どうせならプチなんてケチなこと言わないで、鼻の形も変えて、エラも削って。お父さんは“おのののか”みたいな顔がいいな」と言い出したのよ。
冗談かと思えば、「その費用はオレが出すから」とパソコンに向かって値段を調べ出したの。
「パパ、本当にいいんだね」と喜んでいた娘も、気遣いのカケラもない“全否定”を聞くや、顔色がサッと変わった。目をつり上げながら、「よく実の娘にそこまで言えるね!」と怒り出したわよ。
おかげでプチ整形するのも「もういい!」と言い出したんだけど、夫は本気でがっかり。あれから娘と夫は犬猿の仲よ。
※女性セブン2015年5月7日号