放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、いま最もホットな話題、熱愛報道のアンジャッシュ渡部と佐々木希の今後を占う。
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佐々木希とアンジャッシュ渡部建の交際を4月23日発売の『女性セブン』が報じてからというもの、スポーツ紙やワイドショーは大騒ぎである。
かつて「ホメ渡部」と呼ばれていたほど誉め上手で、グルメ本を出したり、『キスマイBUSAIKU!?』(フジテレビ系)では、アイドルのKis-My-Ft2にデートや彼女との旅先を指南する機会も多い渡部。
04~08年まで交際し、結婚するとばかり思われていた『JJ』モデル出身の女優、伊藤裕子と破局してからは、これといった相手の名前は出てこなかったのだが、なんと、なんと佐々木希!!!
そして彼女の交際相手として長年報道されてきたのは嵐の二宮和也だった。
交際→破局→復縁…など、さまざま報じられてきた佐々木と二宮。復縁報道のあとは「佐々木が女優として演技に開眼したのは、演技派の二宮の影響が大きい」とも言われてきた。
ただ、二人が結婚するのか…という話になると、「ありえない」「100%ない」というのが芸能マスコミの一致した意見だった。
そこは二宮もしっかり自覚していて、交際がスタートしたとき、「僕は結婚できないけど、それでもいい?」と聞いたとか聞かなかったとか、そんなウワサもあったほどである。
果たして、佐々木希が選んだ相手は、中堅芸人ではチュートリアルの徳井義実やピースの綾部祐二らと並んで“モテ男”と評判の高いアンジャッシュの渡部建だった。
ちなみに徳井はかつて女優の夏川結衣と交際するも破局。その後はエロ男として突き進んでいる。そして綾部は、あの藤田紀子さんを筆頭に熟女好きとしてつとに有名である。
しかし渡部には、笑いにもっていくような女性ネタもナシ。佐々木希は、バラエティー番組では、ある意味、“取り扱い注意”な女優の一人なので、渡部にそこをズバリとツッコむ芸人はそうはいないと考える。
下手をしたら“禁句”というお達しが出るかもしれない。千原ジュニアと内田有紀が交際していたときのように…だ。
さて、渡部と佐々木の結婚はあるのだろうか。そもそも渡部は、おぎやはぎの矢作兼から問い詰められたとき、「ガセですよ」と答えているというのだが、私は、この二人の結婚はあるのでは…?と思っている一人だ。渡部が年貢を納める? いや、そうではなくて佐々木のほうに、その気があると思うのだ。
それは、現在妊娠中の上戸彩と国仲涼子にヒントがある。上戸も国仲も、いまの夫と交際をする前に長年交際していたのがジャニーズ事務所所属のアイドルだったと報道されていた。
上戸の場合は、結婚願望が強かったものの、「お母さんに家を買ってあげるまでは仕事を頑張る」と公言。実際、母に7000万円のマンションを買ってあげた…と、私は上戸本人から某番組中に聞いたことがある。
それから数年後、上戸は何を思ったか、ウワサになっていたアイドルとの交際を認める発言もしたのだが、その後破局。理由は、結婚を望む上戸に対し、相手が「まだ」と頑なだったことだろう。
そして国仲にも結婚を強く望んでいた男性アイドルがいて、一部では関係者に直訴したという報道もあった。が、当然のことながら猛反対にあい破局…。国仲はその直後にドラマで共演した向井と交際を始め、昨年末ついにゴールインした。向井も「あと1年、待て」と周囲に言われ、2年以上が経っていたと言われていたが、出産を望む国仲の35才という年齢を考えて決断。先日、妊娠5か月であることが報道され、向井もやっと公の場で報告と挨拶をしたばかりだ。
結婚には、縁というものも大事だが、大半はタイミングの良し悪しで決まったり決まらなかったりするものだと思う。だから相手がアイドルだったとしても、タイミングが良ければ結婚は決まったのだろう。
しかし、上戸も国仲も、そして佐々木希も、その相手とは縁がなかったし、タイミングも良くなかった。
そんな佐々木が、ジャニーズ“そのあと”に選んだ渡部はどうかというと、元カノである伊藤裕子がデキ婚して幸せになったのを見て、彼は彼で思うことがあったのではないか。
そこに、モデル出身の女優という経歴も同じで、ロングヘア時代の元カノによく似た佐々木希が目の前に現れたのだから、結婚に向けて進むのは、ある意味、当然の流れでは?
視聴率では苦戦しているものの、森高千里と共に『水曜歌謡祭』(フジテレビ系)という歌番組のMCも始めた渡部。芸人として、またワンステップ上がった春なのだ。
あとは、佐々木の結婚願望の強さいかんにかかっているのである…。