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大塚久美子社長 「ふっくらしたようで少し安心した」と知人

騒動で知名度が急上昇した大塚久美子社長

 大塚家具創業家の骨肉の争いが長女・大塚久美子社長の勝利で“終戦”して1か月が経った。久美子氏の中学・高校時代の知人がいう。
 
「騒動渦中で記者会見に出てる久美子さんの顔をテレビで見て同級生はみんなびっくり。色白の美人なのは変わらないけど、昔はもっとぽっちゃりしていて、顔もふくよかだった。騒動でどんどん痩せて、あんなに頬もこけちゃって……。同級生の間では、“お父さん(勝久・前会長)にイジメられて痩せちゃってかわいそう”と同情されていました」
 
 同社は4月18日から5月10日まで、お詫びを込めて全国の店舗で「大感謝フェア」を開催。これが予想以上の大盛況で、フェア初日の東京・新宿ショールームには過去最高の1万人超が来店した。久美子氏が姿を見せると、「応援してるよ」「頑張って!」と激励の声が飛んだ。久美子氏は寝具のアピールのネタで、「(最近は)しっかり寝ている」とメディアを笑わせた。
 
 前出の知人は、「セールのニュースを見たら、久美子さんはようやくふっくらしたようで、少し安心しました」という。
 
 社内では久美子氏による“戦後処理”が進んでいる。同社関係者の話。
 
「(久美子)社長は総会後に『ノーサイド』なんていっていましたが、(勝久)前会長側に付いた幹部社員の中にはまだ自宅待機の者もいる。社長は前会長にも名誉職を用意するといって対話を呼びかけているが、どこまで本心かはわからない。
 
 社内では、社長が第三者割当増資や自社株買いを模索しているという情報が流れている。もちろん、前会長や父親サイドについた株主の持ち株比率を下げ、社長解任などの株主提案を再び出せないように押さえ込むためだ」
 
 広報室はこう説明する。
 
「現在、就業規則や法令違反が疑われる複数の社員を調査中で、彼らは通常業務には携わっていない。会長室は残っているが、前会長は会社の人間ではないのでもう出社していない」

※週刊ポスト2015年5月8・15日号

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