あの小室哲哉(56才)のこんな本音トークに、司会の2人も思わず目を見開いた。
「宇多田ヒカルちゃんのすごく難しいグルーヴ感。ヒカルちゃんがぼくを終わらせたって感じですね…」
4月22日、音楽番組『水曜歌謡祭』(フジテレビ系)にゲスト出演した小室は、自身のブーム最高潮の1990年代後半に実は“嫉妬”していた歌謡曲として、宇多田ヒカルのデビュー曲『Automatic』(1999年)を挙げ、こうぶっちゃけたのだ。
1990年代後半といえば、小室プロデュースの楽曲が4年連続で日本レコード大賞を受賞。小室ファミリーがヒットチャートを独占するのは当たり前、という時代。
「小室さんが自分であの時代のブームの終焉を振り返るなんて、音楽業界も唸る衝撃的内容でした」(音楽業界関係者)
小室は宇多田の他にも、ミスチル『Tomorrow never knows』、スピッツ『ロビンソン』、SMAP『夜空ノムコウ』、ELT『Time goes by』の4曲を挙げ、
「ミスチルなんですけど、これは負けてもいいやって感じで」
「みんなまた“小室の四つ打ち?”みたいなときに、スピッツの曲がフッときたら『あ、気持ちいいな』って思うだろうなって。ぼくでも思いましたから」
と次々に本音を吐露した。
「小室さんの仰天発言の裏には、最近の活躍の余裕があると思います。今また小室の時代が来ていますからね」(前出・音楽業界関係者)
大手音楽配信サイトでは「TM NETWORK」の往年の名曲『Get Wild』の最新アレンジ版がサザンの新アルバムを抜いて1位を獲得、globeや、楽曲を提供する浜崎あゆみもトップ10入り、華原朋美との競演も話題になるなど音楽チャートを再び「ファミリー」が席巻しつつある。小室の進撃が始まる。
※女性セブン2015年5月14・21日号