物価が値上がりし、消費税もズシンとのしかかってくる昨今、地道に節約したいもの。毎日の暮らしのなかでどんな節約が可能か、節約アドバイザーの2人に聞いた。
●節水シャワーヘッドにチェンジ
節約アドバイザーの和田由貴さんは、節水はガス代も一緒に節約できる「給湯」に注目するのが効果的と話す。
「おすすめは節水シャワーヘッド。30%の節水効果があるタイプを取り付け、1人10分間流しっぱなしで使った場合、水道とガスで約27円の節約になります」(和田さん)
4人家族なら、1か月で3240円も削れる計算。手元に止水ボタンがついているタイプを選べば、さらに節水できる。ちなみに、アマゾンで人気の「タカギ(takagi)キモチイイシャワピタ WT 節水・低水圧フック使用タイプJSB022」の実売価格は1400円程度。これなら1か月で楽に元が取れる。
●東京電力の「でんき家計簿」を使う
「でんき家計簿」とは、東京電力が提供する、毎月の電気使用量と電気料金をネット上で確認できる無料サービス。検針票にあるお客様番号を使って、サイトにアクセスすれば簡単に会員登録でき、過去2年間の自宅の電気代を月別に確認できる上に、同じ家族構成の平均使用量と比較できるので、節電意識を高められる。
東京電力だけではなく、他の電力会社でも同様のサービスを行っているところがあるので調べてみよう。
●蛇口に節水コマを装着
節水コマとは、水道の蛇口内部に取り付けるゴム製または樹脂製のコマのこと。東京都水道局によれば、洗面時1分間水を流し続けた時の水量は、12リットルになるが、節水コマをつけると最大50%の節水効果があるという。節約アドバイザーの丸山晴美さんは言う。
「たとえば、洗面台の蛇口に取り付け、4人家族で毎日1人1分間ずつ使うと、1か月で約172円も水道代が減ります」(丸山さん)
節水コマはホームセンターなどで100円程度、東京都水道局では無料で配布もしている。ただし、蛇口のタイプによっては使えないので事前に確認をしよう。
※女性セブン2015年5月14・21日号