日頃ケアできない自分の体。連休中だからこそ、改めて自身の健康を捉え直したいところだ。お手軽な診断方法としてまずは、尿や便に注目してみてはどうか? 臭いや頻度だけでなく、注目すべきは色だという。
<尿の色チェック>
▼濁っていたら
排尿痛、頻尿、排尿後もすぐにトイレに行きたくなるなどの残尿感がある場合は、膀胱炎の可能性がある。尿意を我慢しがちな人がなりやすい。
▼赤色っぽいなら
左右どちらかの下腹部が痛む場合、高尿酸血症の状態であれば、尿管結石の可能性が高い。
<便の色チェック>
▼黒色なら
腹痛を感じ、イカスミを食べた後のような黒い便が出たら、胃潰瘍か十二指腸潰瘍からの出血の疑いが。
▼赤色なら
便に血液が付着しているので、多くは痔出血だが、大腸がんの可能性もある。また、下痢が続いてトイレが我慢できず、便に血が混ざっていたら、潰瘍性大腸炎の可能性あり。
▼透明な粘液があれば
下痢、便秘を繰り返し、便の周囲に片栗粉みたいな透明な粘液が付着していたら、過敏性大腸症候群を疑おう。
▼クリーム色なら
便がクリーム色のように薄い灰白色で、尿が紅茶のように濃い色の場合、黄疸かも。急性肝炎、膵臓がん、胆管がん、肝硬変、肝臓がんの可能性もある。
※女性セブン2015年5月14・21日号