2012年、Snow Manとして活動することが発表されたジャニーズJr.。デビュー組から大きな信頼を受け、タッキー&翼やKis-My-Ft2などコンサートに舞台に引っ張りだこ。鍛え抜かれた肉体とずば抜けた身体能力を持つ6人組のユニット。デビュー間近と期待されるが本人たちの胸中は…。
岩本照:富士山みたいな感じかな。そこに行くまで相当長い道のりなんだけど、でも見えてるからそんなに遠くないように見えるんだけど、でも実際ものすごく遠いの。樹海があったりして、そんな簡単には辿り着けないんだと思う。
渡辺翔太:おれたちは実力を見せる場もないよね。一度クリエ以外の大きな場所で人の背中を見ない公演をやらせてもらって、証明したいよね。デビュー前にそれを実現しないと、その数を確かめられないんで。オフィシャルで大人に証明したい。
深澤辰哉:でも、おれたち実際それを誰かに話したこともないよね。
渡辺:ない。言う場がないって言うといいわけになるんだけど、意外にぼくらビビってる。それを言いに行くってことに対して。
佐久間大介:嫌われたら嫌だなって。先々のことを考えちゃうんだよね。
渡辺:悪い返しとかいろいろ想像しちゃうと気が引けるんだよね。
深澤:向こうから言ってもらうまで待とうって考えだったんだけど…。
渡辺:ちょっとその思考回路を変えてもいいかなって…話し合いをしたね。ほんの数日前に…。
岩本:『滝沢歌舞伎』が始まる2日前ぐらいだったよね。
渡辺:舞台前なのにその話でけっこう揉めたよね、楽屋で。
岩本:けんかになるんじゃないかってくらいの勢いだった。
深澤:それくらい気持ちはありますよ。
渡辺:ごく自然な流れから入ったよね。
阿部亮平:歌舞伎のリハーサル中ちょっと待ち時間があって、楽屋にいたときに。
深澤:ちょっとした話が派生していって。
宮舘涼太:みんなの焦りがぶつかって。って、ぼくは楽屋にいなかったんだけどね(笑い)。
渡辺:話の流れから自然にそうなった。
岩本:本当、普通に入ってった。
佐久間:今まであんまりなかったから。
渡辺:久しぶりな感じ。意外に意見ぶつけあってるじゃん!って(笑い)。2人の意見が分かれて、こっちの話もわかるけど、こっちよりかな…ってやつもいて。
岩本:それって翔太じゃない?
渡辺:そう。
佐久間:おれと照の意見が分かれたんだよね。
渡辺:これがけんかに発展してったらまずいかなって思って、中間にいたんだよ。
阿部:おれも両方の言い分をずっと聞いてた。
深澤:ここでケンカして、歌舞伎に支障がでたら本末転倒なので。
渡辺:でもおれその時、ギラついてるじゃん!いいじゃん!って思って(笑い)。
岩本:けっこうヒートアップしてたよ。
佐久間:この年でけんかとかないと思うんだよね!ただ単に意見のぶつかり合いで、腹を割って話し合っただけだから。
岩本:だからもちろん、言ってることもわかるんだけど、ちょっと黙れよ!って思った。
佐久間:おれもわかったけど、だったら動けよ!って思った。
渡辺:両方が理にかなったことを言ってるから、まとまらないの。お互いがいいことを言ってて。
宮舘:おれは終わった段階で楽屋に入ったら、あ、これはひと悶着あったなって感じ(笑い)。
阿部:空気感がいったんピリッて感じだったよね。一触即発状態だった。
岩本:掴み合いとかのけんかじゃないよ。相手になんないから(笑い)。
佐久間:だってけんかじゃないよ。意見がぶつかり合っただけで、話をこじらせるなんてことはありえないから。
渡辺:みんな大人だったよね。
阿部:うん、大人だった。
深澤:言わなきゃわかんないからもっとこういうのはやった方がいいと思うんだけど。
渡辺:先輩たちもそういうことがあったって聞くけど、ぼくたちとは環境が違うんだよ。今の環境が。
岩本:辿ってきた道が違うからね。
深澤:だからぼくたちは先輩たちを真似るというより、もっと違う方法でできないかなって。
佐久間:同じようにやっても今の時代通用しないと思うから。
阿部:ぼくたちのやり方を見つけなきゃいけないんだよ。
岩本:今が考え時かな…。
渡辺:ちょっと待って! それってさあ…。
※女性セブン2015年5月14・21日号