平安中期の武将、平将門の首を奉った『将門塚』は現在進められている大手町再開発計画でも不可侵領域だ。
「将門塚を粗末に扱うと祟りがあると信じられているからです」というのは作家でオカルト研究家の山口敏太郎さん。今もなお、語り継がれる将門怨念伝説とは?
【その一 大臣や幹部らが変死】
「関東大震災で塚が破損。大蔵省が敷地を平らにし、仮庁舎を建設すると、当時の大蔵大臣他、幹部ら10人以上が次々と急死しました」(山口さん・以下「」内同)
【その二 ブルドーザーが横転】
1945年、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)が首塚の整地工事を始めた。
「首塚を解体しようとしたブルドーザーが突然、横転。日本人作業員に死者が出て、工事は中止されました」
【その三 慰霊祭に欠席した企業に不慮の事故】
現在も界隈の企業で合同慰霊祭が行われている。
「10年以上前に行われたとき、ある企業だけが出席しなかった。後日、その企業はタンカー事故が起きたのです」
将門は大事に信仰すれば守り神となるともいわれている。
※女性セブン2015年5月14・21日号