いくつになっても恋をしていたいのが人間だが、結婚しているのにもかかわらず、配偶者以外の異性と恋をしてしまう人もいる。福島県に住むパート勤務の女性Kさん(45才)は夫(46才)と結婚して19年目。Kさんが、夫の困った恋の話を告白する。
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夫の持病は“恋の病”。数年に1度、発症すると目がとろんとして、「うふっ」なんてオネエ笑いをするから、すぐわかる。
若い頃は、バレると私と離婚して相手の女と結婚するなんて言い出したから、さんざんモメたわよ。でも、やっぱり年? ここ数年はご無沙汰だったの。
そしたら先日、私が1日早く友達との旅行を切り上げて帰ると、玄関に見慣れない靴。「誰?」と2階のリビングに声をかけたとたんよ。走り下りてきた夫が、青い顔して私に「シーッ」って。
で、その後ろから、パート帰りって感じの太っちょのおばちゃんが現れ「えっ? 奥さんと別れたんだよね?」って。
とっさに夫は、「いや、オレは何もしてないからな。彼女はただの部下だからな」って。
そこでやめておけばいいのに、「でも彼女のこと、ちょっと好きだったんだよな~」って、涙ぐんだのよ。だから今、「子供と給料と退職金と年金を私にくれて、彼女との純愛を貫けば」とけしかけているとこ。
※女性セブン2015年5月28日号