毛先までのミックス巻きにふんわりとしたピンクのチークとグロス、極めつきは8.5cmのヒール…。
退院時、実に優雅な装いで元気よく微笑んだキャサリン妃。出産直後に見せたエネルギーあふれる姿は、普段から肉体を鍛えている彼女ならではという。英王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子さんが語る。
「彼女は、出産数日前までバッキンガム宮殿のインドアプールで水泳を楽しんだ、根っからのスポーツウーマン。日頃の運動が健康的なお産に結びついたのでしょう」
もともと健康的な肉体に加え、おそらく無痛分娩だったからこそ、元気な姿だったのだろう。
さらに献身的なサポートチームの存在も大きかった。
「キャサリン妃は『チーム・ケイト』と呼ばれる“美の侍女たち”に支えられています。今回も、出産直後にヘアスタイリストやマニキュア担当者が病室に駆けつけ、王女お披露目の準備を始めました。チームの面々は、キャサリン妃の母親より先に出産後の彼女と面会したほど。その甲斐あって、日帰り出産に慣れているはずの英国女性たちも、出産直後のキャサリン妃の完璧な美しさにため息ばかりです」(多賀さん)
退院時のキャサリン妃のお腹は、出産直後にしてはスッキリ。これも「チーム・ケイト」の功績だ。
「白に黄色い花模様が入ったドレスは、英国の女性デザイナー、ジェニー・パッカムによる35万円の特注品。出産前からキャサリン妃は秘書と話し合い、スタイルをよく見せるための“勝負服”を決めていたそうです。
ただし、ヘアやメイクは頑張れるけど、子宮の戻りは隠しようがない。今回、わざとらしくスッキリさせすぎるのではなく、ある程度のふっくら感は残しました。お産直後の体形を隠さないところが国民的人気の秘訣です」(多賀さん)
そして、第2子誕生に際して、ウイリアム王子は6週間の育児休暇を取得予定。ジョージ王子が誕生した際も2週間の育休を取っており、今回も「できるだけ普通の子育てをする」と意気込んでいるとか。
「英国では、夫が2週間の育児休暇を取れます。2000年には当時のブレア首相が育休を取り話題になりました。育児・出産は夫婦のイベントという意識が強く、立ち会い出産は8割を超え、育休も半数の夫が取得します」(多賀さん)
※女性セブン2015年5月28日号