ライフ

駄菓子屋ゲーム博物館 アナログゲーム機100台超を収集展示

駄菓子屋ゲームにヒートアップする林家木久扇師匠

 駄菓子屋の店先や店内に必ずあったメダルで遊ぶゲーム機。東京・板橋の商店街の一角、神社の向かいの「博物館」と銘打たれた板橋本町の「駄菓子屋ゲーム博物館」では、そんな懐かしのゲームで遊ぶことができる。『笑点』の人気者で下町を知り尽くす林家木久扇師匠(78)に、60台以上のアナログゲーム機がずらりと並ぶ「博物館」を案内してもらった。

「あちゃー、また失敗だ! シンプルだから、熱くなっちゃうよ(笑い)」(木久扇師匠)

 10円玉を弾いてゴールまで持っていく「新幹線ゲーム」がお気に入りだった師匠。あっという間に100円分が飲み込まれた。どのゲームも10~30円で楽しめ、客の多くは300円ほど使う。

「廃棄寸前の機械を拝み倒して貰ったりして、集め始めたのは小学4年生の時からです」(館長・岸昭仁氏)

 以来、集めたゲームは100台を超える。展示していないものは自宅や倉庫で保管。年代物なのでメンテナンスは毎日欠かせない。

「利益というより、文化的な価値があると思うので続けたいです」(岸氏)

 木久扇師匠も時間を忘れ夢中になり、「博打は嫌いなんですけどね。熱中する理由がわかってきたかも(笑い)」と語った。

■「駄菓子屋ゲーム博物館」:板橋区宮本町17-8/【営業時間】平日14~19時、土・日・祝10~19時/【入場料】200円(ゲームメダル10枚つき)/【定休日】火・水(祝日は営業)

撮影■江森康之

※週刊ポスト2015年5月22日号

関連記事

トピックス

九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
“鉄ヲタ”で知られる藤井
《関西将棋会館が高槻市に移転》藤井聡太七冠、JR高槻駅“きた西口”の新愛称お披露目式典に登場 駅長帽姿でにっこり、にじみ出る“鉄道愛”
女性セブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン