最近、「プチプラ・コーデ」という言葉をよく耳にするようになった。プチプラとは、「プチプライス」のことで、安いけれども可愛らしく、使い勝手の良い商品を取り入れたコーディネートのこと。プチプラをうまく取り入れたコーデがママ向けの女性ファッション雑誌で特集を組まれたり、写真投稿用SNSのInstagramではハッシュタグをつけて投稿されるなど、話題を呼んでいる。
このブームを受けて、“再評価”の機運が高まっているのがユニクロだ。Instagramで「プチプラ・コーデ」を投稿している女性・Aさん(31歳・主婦)は、こう語る。
「若いママたちのあいだで、プチプラ・コーデはかなり流行っていますね。シンプルなベーシックアイテムはプチプラ・ブランドで揃えるのが基本。それをいかにおしゃれに着こなすかがポイントです。
とくに、若い子向けのGUやH&M、Forever21なども使えますが、最近再評価されているのはやはりユニクロですね。生地が良いこともありますが、以前よりもトレンドを意識した商品展開をしているので、低価格でトレンドをおさえたい時には欠かせません」(Aさん)
Aさんのように、Instagramで「プチプラ・コーデ」を投稿している女性は少なくない。そこではどんな交流が行われているのか。別の女性Bさん(33歳・主婦)がこう話す。
「Instagramにはプチプラ・コーデのハッシュタグで自分のOOTD(Outfit Of The Day=その日のコーディネート)を投稿している人がたくさんいます。そういうママ同士がフォローしあったり、コメントしあったりして交流しているんです。幼稚園に通う子どもを育てるママ同士、スニーカーやデニムパンツなどの動きやすい格好を基調としたコーデが参考になるんですよね。
私はZARAやGAP、AMERICAN EAGLEが好きですが、やはり素材を重視していて、ストレッチ素材なども充実している点で、痒いところに手が届くユニクロはママたちの必須アイテムになっています。とくに、ユニクロのメンズを活用するのがブーム。お金があるとか無いとか関係なく、積極的にプチプラを取り入れるのがトレンドになっていますね」(Bさん)
“お金がないからプチプラ”ではなく、うまくトレンドを取り入れるために“あえてのプチプラ活用”が、若いママたちの間で流行しているようだ。