大和時代、インドシナから中国を経由し、日本へとやってきたこんにゃく。煮物やおでんなどに欠かせない具材で、今や日本人のソウルフードともいうべき存在だ。
成分の9割以上は水分で低カロリー。なのに、噛み応えがあって、満足感がある。まさにダイエットにぴったりの食材であり、海外でも人気が高まっている。それは、世界各国のレストランがしのぎをけずるニューヨークでもそう。
日本料理店の『The Tokyo Tapas Cafe』には現地のミュージシャンやモデルが多く訪れ、こんにゃく料理を楽しんでいるという。経営者の光野幸子さんが語る。
「こんにゃくでダイエットして5kg痩せたお客さんもいます。特に、ベジタリアンやビーガンなど、健康への意識が高い人ほど、こんにゃくに注目していますね」
単なる低カロリー食ではない。ダイエットの必要がない人にだって、メリットはある。日本人に不足しがちなカルシウムを含むこと、美肌効果が期待できることなど、女性にありがたい利点ばかりだ。
「5月29日」がやってくる。これを機に、こんにゃくの魅力に再注目してみては。
※女性セブン2015年6月4日号