「ブログに載せていただいたことは知っています。ビックリしましたね。まさかあのかたとご一緒するなんて…」。そう語るのは、4月26日に投開票が行われた東京・世田谷区議選に出馬した男性・Aさん。“あのかた”とは、カリスマ主婦の松居一代(57才)だ。事の発端は、同日に松居が書いたこんなブログだった。
《4月16日、朝の九時過ぎのことでした。新幹線に乗るために急いでいたのですが、なかなかタクシーが見つかりません。新幹線の時間はだんだん迫って来るわ、タクシーは来ないわで焦っていた私がとった行動は…そうです! ヒッチハイク》
今どき東京のど真ん中で、しかも松居ほどのお金持ちがヒッチハイクとは驚きだが、この時、偶然にも松居を拾ったのがAさんだったのだ。彼は松居を品川駅まで乗せてあげたのだという。
《車内であれこれとお話をさせていただきました。そうしたところ…な、な、なんと今回の区議選挙に立候補をされているA様だということがわかったのです!》(※ブログでは本名公開)
こんなふうに、Aさんの経歴に驚いたことをブログに綴る松居だが、それ以上に仰天したのはAさんのほうだった。女性セブンの直撃に、彼は当日の様子をこう語る。
「大通りを走っていた時に“乗せて~!”という女性の大きな声がして、慌てて車を止めました。最初は誰なのかわかりませんでしたが、“どこかで聞いたことのある声ですね?”って言うと、“松居一代です!”って…」
車中では、Aさんが立候補の動機などを話す一方、松居も家族のことをいろいろと打ち明けてくれたそうだ。
「息子さん(26才)が就職したと嬉しそうに話されていました。また、船越(英一郎、54才)さんが撮影のたびに、松居さんがスタッフに感謝の手紙を出しているという話をテレビで聞いたことがあったので、その話を振ると、“そうなのよ! 今もやってるのよ”って教えてくれました」(Aさん)
品川駅に到着すると、松居はお礼としてお金をAさんに渡そうとしたが、彼は丁寧に断った。すると松居は、謝礼という形で車内に置いていったという。Aさんによれば、そのお札は全てピン札だったそうだ。
《A様に心より感謝を申し上げながらエールを送らせていただきます》
ブログでそう声援を送った松居だが、気になる選挙の結果はというと…。
「残念ながら、落選してしまいました。松居さんからは“残念でしたね”というメールまでいただいて…。でも、いろいろよくしていただき、松居さんには本当に感謝の気持ちしかありません」
※女性セブン2015年6月4日号