朝ドラに、映画にと現在引っ張りだこの大泉洋(42才)。現在、レギュラー出演中のNHK連続テレビ小説『まれ』で、土屋太鳳(20才)演じる主人公・津村希の父親・徹役を熱演している。一体どんな人物なのか。
北海道出身の大泉は、大学在学中に演劇集団『TEAM NACS』を結成。在学中の1996年10月から出演した北海道ローカルのバラエティー番組『水曜どうでしょう』(北海道テレビ放送)が深夜枠にもかかわらず最高視聴率18.6%を記録する超人気番組となり、一躍、大泉は“北海道のスター”となった。
“全国区のスター”という“でっかい夢”をつかもうと、2005年に『救命病棟24時』(フジテレビ系)で全国ネットの連続ドラマ初出演を果たすと、以降は『小早川伸木の恋』(フジテレビ系)、『ハケンの品格』(日本テレビ系)など話題のドラマに次々と出演、映画『探偵はBARにいる』に主演するなど実力派俳優として知名度を上げた。
しかし、デビュー当時は北海道の実家で暮らし、出稼ぎ感覚で東京で仕事をしていたという。かつて大泉は女性セブンの取材に対してこう語っている。
「なんですか? ぼくがマザコンだとでも言いたいんですか? なんだかんだ言って男はみんなマザコンなんですよ。なぜ、年頃になったら家を出なきゃならないんですか! 確かに、ぼくのことを自立できない男というヤカラは多いですよ。えぇ、親にまで言われています」
この“ボヤキ”こそが、大泉の魅力のひとつなのだ。そこに誰かいれば「笑わせたいという衝動が抑えられない」と公言する大泉。その下地は保育園の頃から育まれた。
他の子供がアニメやゲームに夢中になるなか、彼は母親が買ってきたという落語のテープやお笑い番組にハマり、保育園では、「そうだろう、さくら」と寅さんのモノマネをして大人たちを笑わせていたという。
“芸人でもないのに、バラエティーでふざける自分を芸人たちは快く思っていないのでは”と負い目を感じていたという大泉だが、ナイナイ・岡村隆史(44才)とは共演を重ねるうちに食事に行く仲に。
「大泉さんは会計のタイミングになるとトイレに行き、岡村さんに奢らせるそうです。それをラジオで岡村さんに暴露されて逆ギレしてましたけどね(笑い)。ただ、2010年に岡村さんが休養した時には、誰よりも先に岡村さんの病気に気がついて、“病院に行った方がいい”とアドバイスしたのが大泉さんだったんです」(テレビ局関係者)
※女性セブン2015年6月4日号