マンボミュージシャン、入浴剤ソムリエ、マン盆栽家元、公認サンタクロースなど多彩な顔を持つパラダイス山元さんは、会員制餃子専門店『蔓餃苑』(まんぎょえん)のオーナーであり餃子の達人。『読む餃子』(新潮社)など、餃子に関する著書も多数ある。
そこで、場所は非公開、営業時間は不定期、餃子のフルコースが堪能できるという幻の『蔓餃苑』に女性セブン記者が潜入。餃子の固定観念を覆す餃子とは、どんなものだったのか?
「餃子はぼくの魂の結晶。まさに、愛に包まれた小宇宙! 愛が一滴もこぼれないよう心を込めて包むのです。そうして作った餃子をじいっと見つめられ、パクッと食べた瞬間、“おいし~っ!”と幸せの表情。まさに、これが快感…なので“餃子”います」(パラダイス山元)
この日は『蔓餃苑』のフルコースの中から人気の4品を実食。 記者のお気に入りは、金の鯱のようにすっくと立ったえび餃子。噛んだ瞬間、肉汁が口いっぱいにあふれ出し、なんとアボカド入りでクリーミ~!
「えびは自分で殻をむいて作らないとキレイに勃ちませんっ! なので、豪快に1本プリッと使います。通常のあんにアボカドを半分入れるので、とってもまろやかでクリーミー。天然塩で食べるとよりおいしさが引き立ちます」
カーデザイナーの経歴をもつパラダイス氏の餃子はまるで芸術作品。“餃子は見た目も命!”というこだわりと、食べる人を楽しませる愛とユーモアが詰まっている。
「『タモリ倶楽部』の収録で餃子をふるまったら、タモリさんと白菜かキャベツかで餃子論争に。タモリさんは白菜派で、ぼくはキャベツ派ですが、両方半分ずつ入れた“平和的餃子”も作っちゃいました!」
※女性セブン2015年6月4日号