独立騒動が泥沼化する能年玲奈(21才)。『あまちゃん』の撮影中に仰天の事件が起きていた。それは第128話、福士蒼汰(21才)が演じるアキの憧れの相手、種市先輩とのキスシーンでのこと。
騒動を報じている『週刊ポスト』(5月25日発売号)によると、このシーンの撮影時、能年が「絶対に嫌!」と、キスを頑なに拒んだのだという。
「“体当たりで演技します”と言ってつかんだ主役なだけに現場は凍りつきました。種市先輩はアキの初恋相手で、しかもお互いのファーストキスというとても大切なシーンでしたから…。結果、彼女の意向により、顔を重ねるだけの“疑似キス”になってしまったんです…」(番組関係者)
能年と福士といえば、当時、撮影合間にふたりでアドレス交換をしていたり、劇中さながらの仲睦まじい様子が報じられ、熱愛説まで飛び出したほど。
しかも、福士はドラマや映画、CMにひっぱりだこで、7月からスタートする月9ドラマ『恋仲(仮題)』(フジテレビ系)では主演を務めることも決定している。オリコン調べの「2014年度ブレイク俳優」で1位を獲得するなど飛ぶ鳥を落とす勢いの俳優だ。
その人気は今もとどまるところを知らず、昨年10月に放送された『きょうは会社休みます。』(日本テレビ系)でも、ヒロインの綾瀬はるか(30才)と福士の“壁ドン”シーンが、多くの視聴者をやきもきさせた。
「あるファッション誌のインタビュー取材では、女性記者が福士くんの大ファンで、取材と関係なく個人的に“壁ドンしてください!”ってお願いしちゃったくらいです。しかも、こういうお願いは業界的に御法度なのに、彼は快くやってくれたとか。今、業界内外で“福士ラブ”の女性が大量発生してるんです。福士くんとキスできるなんてことになったら、うれしさのあまり気絶してしまう女性がどれだけいるか…」(出版関係者)
そんな福士が相手だった上、脚本で当初からキスシーンがあることは知らされていただけに、能年のあまりに頑なな様子に周囲が違和感を覚えたのも無理はない。
能年は今年1月に、所属事務所とは別の個人事務所を設立し、その取締役に能年に演技指導をしてきたAさんが就いていることが発覚している。
「能年さんは高校時代からAさんに演技指導を受けてきたんです。そのAさんに福士くんとのキスシーンについて相談したようです。『あまちゃん』は、回を重ねるごとに天真爛漫なアキのキャラクターがファンをつかみ、高視聴率にも繋がっていましたから、Aさんは、キスシーンによって、アキのイメージが崩れてしまうことを危惧して、やめた方がいいと助言したそうです」(前出・番組関係者)
結果、撮影当初は「なんでもやります!」と言っていた能年だが、この意向を受けて“キスNG”に変わってしまったのだという。
キスNGという“鉄の掟”は、その後の出演作でも続き、昨年夏に公開された能年主演の映画『ホットロード』でも、恋人役の三代目J Soul Brothers・登坂広臣(28才)とのキスシーンは“疑似”だった。
前出の『週刊ポスト』によれば、能年が拒否しているのは、キスシーンだけではないという。昨年冬、能年が弁護士を通じて所属事務所と契約更新の交渉をした際、彼女側が提出した書面には、これから活動をする上での数々のNG事項が列記されていたそうだ。
例えば、キスシーン以外にも、性的なことをにおわせるシーンはすべてダメで、犯罪者や娼婦といった役柄もNG。バラエティー番組の雛壇も嫌だということが書かれていたのだという。
双方の歩み寄りで契約更新には至ったものの、前述の通り、能年は今年1月に個人事務所を設立し、独立騒動が勃発。次の仕事のめどが立たない状態に陥っている。
※女性セブン2015年6月11日号