いま、中国で最も人気のある日本人女優は誰なのか。今回、本誌は中国情報サイト「レコードチャイナ」の協力で20~40歳代の中国人男性100人に「中国人男性が好きな日本人女優」アンケートを実施した。
「回答者の多くは日本をよく知る人たちで、中には何度も日本を訪れたことのある人もいます。そのような若年層からの回答が多くありました」(調査を実施した「レコードチャイナ」担当者)
1位の新垣結衣(26)をはじめ、好きになったきっかけはドラマや歌を挙げた人が多かった。新垣結衣は昨年、中国のニュースサイトが選ぶ「酸素美女」(透明感のある美貌を持つ女性タレント)に、中国、香港の女優らに混じって選出された。
2位にランクインした天海祐希(47)について、30代の会社員は「正しい礼儀など女性のあるべき姿を一身に備えている」と言う。天海祐希は日本の新入社員を対象にした「理想の上司」アンケート(明治安田生命)でも6年連続1位。上位の顔ぶれから、“色気”のある女性よりも“清楚”“清廉”なイメージの女性が好まれるようだ。同点の2位には上野樹里が入った。
NHKの朝ドラ「あまちゃん」でブレイクした能年玲奈は9位に入った。「彼女のような目がキラキラしている女優は見たことがない」(30代・医療従事者)という。
そうした中、歌手の美空ひばりや、戦前から戦後にかけて活躍した女優・原節子の名前も挙がった。 「美空ひばりの『川の流れのように』を聞いたとき、言葉はわからないが泣いてしまった」(20代・会社員) 「小津安二郎監督の映画で原節子を知った。伝統的な日本女性のシンボルだ」(40代・マスコミ関連)
※SAPIO2015年6月号