会社では強気な隣の部署の部長に終始及び腰で、家庭でも“名無しさん”からのストーカー被害に悩みながら解決策を講じられずにいる――。
『ようこそ、わが家へ』(フジテレビ系)で、そんな気弱な父親を演じているのが寺尾聰(68才)。しかし、この夜の彼はドラマとは違って自信に満ちあふれていた。
ステージを囲むように並んだテーブルとソファ席は全部で100人以上収容可能。ビートルズの写真やイラストが所狭しと貼られ、入り口近くの壁には多数のミュージシャンのサインが書かれている。都内にあるそんなライブハウスで、寺尾のライブが開催されたのは5月中旬のとある夜のことだった。
慣れ親しんだステージということもあり、普段からリラックスムードで歌っているという寺尾。ところがこの夜は、いつにも増して盛り上がりを見せていた。その理由は客席にあった。まず寺尾が「妻です」と言って紹介したのが南果歩(51才)。続いて、「私の部下です」と言って笑顔を向けた先には、『ナカノ電子部品』の山口紗弥加(35才)、スクールゾーン・橋本稜(23才)、SUPER☆GiRLS・田中美麗(18才)の姿があった。
「みんなでテーブルを囲んで、ドラマさながらに和気あいあいって感じでした。しかも山口さんの紹介で柴咲コウさん(33才)までいて、豪華な顔ぶれでした。寺尾さんもすごく嬉しそうでしたよ」(常連客)
また遅れてやってきた有村架純(22才)の姿を見つけると、「やっと娘が来ました」と笑いを誘ったという。
寺尾は、そんな『ようこそ、わが家へ』の“家族”や“同僚”たちの前で、名曲『ルビーの指環』をはじめ、『今夜でピリオド』といったオリジナル曲や『プリティ・ウーマン』など約20曲を披露した。
「南さんや有村さんたちは、みんな立ち上がって音楽に合わせてノリノリ。寺尾さんもハイテンションのまま、夜9時過ぎにライブは終わりました」(前出・常連客)
あれ、肝心の“息子”相葉雅紀(32才)と“息子の相棒”沢尻エリカ(29才)は…? 最後まで会場に現れなかったふたりについてドラマ関係者がこう明かす。
「相葉さんも沢尻さんも、本当はライブを聴きにいく予定だったそうです。特に相葉さんは、寺尾さんのアルバム『Reflections』が大のお気に入りで、寺尾さんからギターをもらったこともあるそうですから。でもどうしても仕事が終わらなくて、泣く泣くあきらめたそうですよ」(芸能関係者)
※女性セブン2015年6月11日