放送開始から22年目となったフジテレビ系の朝の情報番組『めざましテレビ』。そのチーフプロデューサー・角谷公英(かどやこうえい)さんはこう話す。
「お茶の間で家族がいろんな話をする、疑似家族を意識して番組を作っています」(角谷さん、以下同)
実は初代司会の大塚範一キャスターが病に倒れたとき、父親がいなくなるという不安を感じた。
「1年以上お見舞いに通って、元気になって戻ってきてほしいと言い続けましたが、今は大塚さんが作った伝統を皆が受け継いでいると感じます。軽部(真一)さんと三宅(正治)さん、ふたりのお父さんが番組を引っ張っていて、若いメンバーの面倒をよく見ている加藤(綾子)には母性を感じます」
番組の人気コーナーといえば、『めざましじゃんけん』だ。
「ネット社会になってテレビの役割を考えたとき、視聴者と繋がるためには“じゃんけん”だと思ったんです。地デジに切り替わった後でリモコンのボタンを使って何かやれないかなと思って」
『めざましじゃんけん』は、番組と視聴者が双方向でつながる企画の先がけとなり、他番組も追随。
「地道に改良を続け、昨年、社長褒賞をもらいました」
※女性セブン2015年6月11日号