自らを「カスタム・ドール」と称し、全身整形を公言しているタレントのVanilla(ヴァニラ・年齢非公表)。18歳で二重の手術を受けたのを皮切りに、これまで総額2000万円以上、30回を超えるカスタム(整形手術)を繰り返してきたという。
整形の理由については、過去のいじめ経験があったことをメディアで告白し、自身の経験を通じて整形手術についての偏見をなくし、容姿に悩んでいる人に勇気を与える存在でありたいと語っている。そんな彼女の姿勢に感銘を受ける女性も増えているという。
ヴァニラファン・通称「ヴァニラ女子」たちは、彼女のどんな点に魅了されているのだろうか。Aさん(26歳・会社員)は、こう話す。
「過去の体験や自身の美学、信念をしっかり持っているところに憧れます。わたしは叶姉妹さんのことも大好きですが、ヴァニラちゃんは叶姉妹よりも実体験やコンプレックスを表に出しているところにより強さを感じます。ヴァニラちゃんがきっかけで整形に対する偏見もなくなり、ひとつの生き方として肯定できるようになりました。
またブログ記事もとても丁寧で品があり、今でも更新を楽しみにしています。世間からの逆風もあると思うけれど、ずっと応援しています」(Aさん)
別の女性Bさん(29歳)はこう語る。
「ある番組で、女性タレントさんが、すごく上から目線で彼女のあり方を否定しているシーンがあったんです。それを見た後、『どうしてこの人は純粋に綺麗になろうとしているヴァニラさんを否定するのだろうか?』と、数日間モヤモヤしていました。
そこから彼女のブログを見たり、過去にテレビに出演していた動画を見たりするなかで、心が綺麗で筋が通った姿勢に感銘を受けるようになりました。人工的な美しさと揶揄されますが、所作や話し方すべてから女性らしい魅力を感じますし、過去のつらい経験を告白しているところは、私もとても励まされました」(Bさん)
否定的に捉えられることも少なくないヴァニラの整形観だが、自らの体験を踏まえて事実を伝える彼女の姿勢に魅了される女性も少なくないようだ。