年を取っても若者文化に触れていることは悪くないが、妙に若者ぶるのはちょっと違う…。金輪が件にすむパート勤務の女性Nさん(42才)の旦那様は家電メーカー勤務の50才。気持ちが若いのはいいのだが、下手にムリをして空回りをしてしまうという。
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居酒屋とかで若い人と隣り合うと、ムリして話を合わせる夫。日頃から見苦しいなとは思っていたけど、まさかここまでとは!
高校生の長女が初めて彼氏をうちに連れて来るっていうから、「父親としての威厳をもって、節度のある交際をするように言ってよ」と、前もって釘を刺しておいたのよ。
現れた彼氏は想像以上の好青年で、「こんにちは」とあいさつ。そしたら夫はスマホを突き出して、「LINEやってる? ツイッター、フォローしていい?」ときた。
その後も、「AKBのオシメンは? 今度の選挙、誰がセンターだと思う?」だの「ラッスンゴレライと、あったかいんだから~は、どっちが残ると思う?」だの。
彼氏が「8.6秒バズーカーじゃないですか」と答えたときのドヤ顔ったら…。
「いやぁ~、ちょっと待て、ちょっと待ってお兄さん。ラッスンゴレライ」って、踊り出したんだから。
彼氏はチラ見して、「お父さんって、面白いですね」と冷めた声。娘は完全無視で「行こ」って、何事もなかったように彼氏を引っ張って部屋から出ていっちゃった。そしたら「やっぱり赤いシャツと黒いサングラスを用意すべきだったな」とションボリ。
こんな男と夫婦でいるの、なんかヤになっちゃった。
※女性セブン2015年6月18日号