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「風呂場に水かけるとカビ予防になる」は間違いと専門家指摘

「湿気」「カビ」のせいで家事のやる気が出ない梅雨時。この時期、部屋の中はジメジメし、洗濯物も乾きづらくてイライラ…。特に湿気のたまりやすいお風呂場はカビ対策が急務。おそうじ本舗事業部の新野雅さんが対策を教えてくれた。

 お風呂の黒カビはラップでパックするのが有効という。

「一般的なご家庭には、風呂場の近くに洗濯機があることが多いですね。風呂場で発生したカビが洗濯機に移り、室内干しで部屋中にカビ菌が広がるというケースを何度も見てきました。梅雨前に風呂場のカビをしっかり落としておくと、“家中”のカビ繁殖がかなり抑えられます。黒カビにはカビ用の洗剤を塗布し、ラップで覆って、30分くらい放置しましょう。3回ほど繰り返せば、頑固なカビでもきれいになるはず。いきなりこすっても、カビの胞子をまき散らすだけです」

 赤カビは水洗いで丁寧にこすることが肝心だ。

「風呂場の赤カビは、水をかけながら、古い歯ブラシで、上から下にこするだけでOKです。またシャンプーボトルの底は赤カビがつきやすい。シャンプー剤の液だれを放置しないよう、日頃からお湯で流しておきましょう」

 風呂上がりに風呂場に水をかけると室内の温度が下がり、カビ予防になるといわれているが、それは間違いだという。

「カビが好むのは温度よりも湿度です。水ではなく、45℃以上の熱湯をかけて一気に水分を蒸発させて早く乾かしてあげた方が効果的です。排水口にも熱湯をかけると雑菌の繁殖を防げます。排水パイプ用洗剤をかけるのもいいでしょう。また、バスマットの裏側も要注意。カビができやすいので、裏もきちんと乾かしてください」

※女性セブン2015年6月18日号

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