「こんなに素敵な景色をもう一度見ることができるとは思っていませんでした」。6月6日に行われた『第7回AKB48選抜総選挙』で、見事2年ぶりにセンターの座に返り咲いたHKT48・指原莉乃(22才)は、こう喜びを爆発させた。
しかし、最初こそ“感動のスピーチ”だったが、この後は“指原節”が炸裂した。
「大分県で学生をしているときは、自分のことをまあまあかわいいと勘違いしてました」
「ブスで、貧乳で、いいところは本当に少ないです」
「2年前の1位はスキャンダルからの大逆転など、AKBのストーリーに支えられてのもの」
「私は落ちこぼれ!」
ネガティブ発言のオンパレード…。
「普通、アイドルって“かわいい”が大前提なのに、さっしーは自分で“ブス”って…(苦笑)。正直、アイドルのイベントに来ている感じはしませんでした。でも、会場は大爆笑に包まれていましたよ」(来場したファン)
そんな“ブスで貧乳”な指原がセンターを奪還できた理由とは? AKB48に詳しい芸能評論家・三杉武氏はこう言う。
「指原さんは他の子が口にしたがらない“ネガティブな要素”を逆に“武器”に変えられる力を持っているんです。だからKYのように聞こえる発言でも、実際はものすごく空気を読んで発言してるから、トークがおもしろいんですよね。それがバラエティー番組に呼ばれる理由ですし、そのメディア露出の多さが彼女を1位に押し上げた最大の要因といっても過言ではありません」
10万部を超えるベストセラーとなった指原の著書『逆転力』(講談社刊)でも、彼女はこう綴っている。
《私の人生にはピンチが必要なんです》
ダウンタウン・松本人志(51才)も指原の“逆転力”を絶賛するひとりだ。
「営業妨害かもしれんけど、指原は、ホンマは空気読めるけど、あえて読めない方に読んでる」
来年は前田敦子(23才)も、大島優子(26才)も成し得なかった2連覇に再び挑む指原。そのためにも早く“ピンチ”に身を落とさないと…。
※女性セブン2015年6月25日号