タレント業に加え、実業家として多忙な神田うの(40才)。そんな彼女には、愛娘を託せるベビーシッターは欠かせない存在。しかし、6月2日の会見で彼女は信頼していたシッターに3000万円相当の窃盗被害を受けていたことを涙ながらに明らかにした。
大々的に取り上げられた窃盗被害だったが、女性たちが注目をしたのは意外にも彼女の「ベビーシッターが4人いる」という発言だった。
「うちは4人のベビーシッターさんがシフトで来られていて、でも彼女(容疑者)はいちばん信頼していたし、全く疑っていなかったんです…」
盗まれたことはさておき、このうのの言葉に胸の内をざわつかせたのは、ママたちだった。
「ベビーシッターが4人!? 多すぎじゃない? いつ自分の手で子育てしているの?」(41才・主婦)
「泣いているのになんだか不愉快な気持ちに…。だっておかしいでしょ、そんな大量に盗まれるまで気づかないって」(35才・主婦)
ネットを中心に、ママたちのこんな声が上がったのだ。だが、一部のママたちからは、こうした“うの批判”は的外れだと指摘する声も上がっている。
「“シッター4人”という言葉だけ一人歩きしてしまい、うのさんは本当に戸惑っています。彼女は一度に4人のシッターに来てもらっていたわけではなく、声をかけられるシッターが4人いたというだけのこと。その中で都合のつく1人に来てもらっていたんです。彼女はちゃんと子育てしていますよ」(うのを知るママ友)
実際に、シッターを利用している母親たちに聞くと、複数のシッターと契約するのはよくあることのようだ。
「3~4人と契約する人は多いですよ。毎日同じ人に来てもらえるとは限りませんから。うちの場合は7~8人と面接して2人と契約しています。子供を預けるわけですから、信頼できる人が4人もいるなんて、うのさんがうらやましいですね」(38才・主婦)
シッターを雇うとなると、うののようなセレブじゃなければ雇えないと思う方も少なくないだろうが、実際はそうではない。
平均的なシッターの相場は、企業が手がけるベビーシッターの場合、1時間1600円~2300円程度で、個人シッターだと1時間で1000円~1500円程度。冠婚葬祭をはじめ、同窓会など年に数回、3~4時間利用するケースも多いという。それだけに、以前よりもベビーシッターのハードルは低い。
にもかかわらず、なぜうのの「ベビーシッター4人発言」にはそこまで批判的な声が集まったのか――。
「何となく、4人いるというと、仕事のために仕方なくというより、楽をするためにシッターを雇っている感じがしてしまったんです。やっぱりうのさんはセレブだし、私たちなんかよりはるかにお金に余裕があるでしょう。毎日お願いできてうらやましいな、みたいな、ちょっとした嫉み心が出てきちゃうんです」(38才・主婦)
「例えば、自分が遊びたいからってシッターを雇っている人がいたら、それは疑問に思うでしょう。“シッター4人”っていうことだけを聞くと、そういう利用の仕方を連想してしまうママたちもいたみたいなんです。もちろん、うのさんは本当にお仕事が忙しいし、そんなことはないということもわかっていますけど…」(41才・主婦)
4人でシフトを回していることを隠すことなく告白してしまうのに、ママたちは嫉妬心を抱いてしまったようだ。
※女性セブン2015年6月25日号