イギリスのロンドン東部、シティ・オブ・ロンドンにある『バービカン・センター』で5月28日~30日まで行われた、村上春樹原作・蜷川幸雄演出の舞台『海辺のカフカ』のロンドン公演。主人公のカフカを演じた古畑新之(24才)をはじめ、宮沢りえ(42才)、藤木直人(42才)らが出演したその公演が初日を迎えた夜、観客の中に後藤久美子(41才)の姿があった。
ゴクミとは、年齢はりえのほうが1才年上だが、学年は同じで、芸能界デビューはほぼ同時期で10才の頃だった。
「いろんなオーディション会場で顔を合わせるなかで、かたい絆で結ばれていったそうですよ。親友というよりも、小学生の頃から大人の世界で働く“同志”という存在だったと思います」(芸能関係者)
実際のふたりは、いい関係が続いていた。1992年、りえが貴花田(現:貴乃花親方・42才)と婚約を発表したものの、わずか2か月で婚約解消となったとき、ゴクミは怒りを爆発させていたという。
「ゴクミは、婚約前に、りえさんから貴乃花を紹介されていただけに、とても許せなかったんでしょう。あるときテレビにうつっていた彼を見て“男なら男らしくしろ!”って言い放っていたという話を聞いたことがあります」(前出・芸能関係者)
その後りえは、自殺未遂騒動、アルコール依存症、激やせ…などスキャンダラスな事件に見舞われる。そして1995年、『北の国から’95秘密』(フジテレビ系)でようやく復活の兆しを見せていた頃、ゴクミは世界的F1レーサーのジャン・アレジ(51才)との婚約が決まった。
「そのニュースを受けて報道陣は、ゴクミの大親友であるりえにコメントを求めたんですが、りえママが大激怒したんですよ。“冗談じゃない”“りえがかわいそう!”と大荒れでしたね」(ワイドショー関係者)
奇しくもそのニュースのわずか2か月前、貴乃花親方と景子さん(50才)の華燭の典が行われたばかりだったのだ。
「光子さんはりえの母親として、少なからずゴクミに思うところがあったんでしょう。だからそれまでの屈折した複雑な思いが爆発したんだと思いますよ」(前出・ワイドショー関係者)
※女性セブン2015年6月25日