ドラマ『アルジャーノンに花束を』(TBS系、毎週金曜22時~)に主演中の山下智久(30才)。
「知的に障害があるという役も難しかったんですが、知能が高くなって、感情を理論的に分析しているから喜怒哀楽に左右されないという場面もあって。それがぼくには理解できなくて、想像で演じるしかなかったですね。手術後どんどん頭がよくなるって過程でどう表現するのか、細かいニュアンスにも悩みました。言葉一つ発するのも難しかったのですが、今回の役は今後の糧になっていくと信じています」(山下・以下「」内同)
同作で幼児のように純粋な感受性と高度な知能を持つ青年役を演じている山下。数々のドラマや映画に出演してきたが、今回ほど悩み苦しみながら挑んだ役はなかった。そんな彼に、今年後半にやりたいことを聞くと…。
「音楽活動にも力を入れていきたい。去年はいろいろあってコンサートができなかったんですけど、今年はやりたいですね。全てを取り戻しにいきたいなって思って」と厳しい顔になった。
「ファンのかたたちは無償の愛を注いでくれるんですよ、本当にありがたいことですよね。ファンレターには目を通すし、SNSもチェックしてますよ。すごく気になりますからね、ありとあらゆることをチェックしてます(笑い)」
なにかと自信家のように見られがちな山下だが…。
「おれはロックスターじゃないから、自信なんてものはないんです。そんなおれを自信へと導いてくれるのはファンの皆さんなんです。だから自己満足で終わりたくないって思う。おれとファンの人の満足度のレベルは常に揃えていきたいと思ってる」
4月に30才を迎えた山下に「いくつになってもアイドルですよね!」と言うと、
「おれ、いつもファンの人に迷惑かけちゃってるから。そんなおれでもついてきてくれて、本当にありがたいと思ってるんだ。そんなファンのためにもアイドルでい続けなきゃね」
と、自分に言い聞かせるようにうなずいた。
※女性セブン2015年6月25日