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プ女子や若い層にプロレスブーム再燃 背景は圧倒的ライブ感

 試合会場に詰めかけて黄色い声援を飛ばすプロレス女子、通称「プ女子」の影響もあって、このところ“復権”しつつあるプロレス。その熱気を感じれば梅雨のジメジメの不快感など吹き飛ぶこと必至だ。

 中でも棚橋弘至や中邑真輔らスター選手を抱え、人気を牽引するのが新日本プロレスだ。現在はシリーズ戦が開催中で、その集大成と位置付けられるのが、7月5日に大阪城ホールで行なわれる『DOMINION7.5 in OSAKA-JO HALL』だ。元『週刊ゴング』編集長の金沢克彦氏が語る。

「プロレス人気を反映して21年ぶりに大阪城ホールでの大会となります。21年前は橋本真也vs蝶野正洋をメインに1万6000人の超満員となったが、今回はその再現となりそうな勢いです」

 プ女子や若い層を中心にブームが再燃する背景は「圧倒的なライブ感」だと金沢氏が続ける。

「新日本やDDTといったメジャー団体はビッグマッチの試合前に会場のビジョンで“煽りVTR”を流す。そのため、選手がなぜ戦うのか、どういう遺恨があるのかライブ感覚ですぐわかる仕掛けになっています。もちろん、知識がない初観戦でも楽しめますよ」

 プロレス会場での観戦には特典やサービスも多い。各団体がグッズ購入者にはサイン会や握手会を開催し、ファンクラブ会員になれば、撮影会にも参加できる。

 最近のレスラーはあまり詳しくないという“昭和プロレス世代”にもお勧めはある。今年11月の引退を表明した天龍源一郎が“引退巡業”を行なっており、「引退ロード第12戦」として、札幌テイセンホール(札幌市・大日本プロレス主催)で6月30日に試合を行なう予定だ。

※週刊ポスト2015年6月26日号

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