AKB48きっての清純派だけに、おとがめなしとはいきそうにない。「ゆきりん」こと柏木由紀(23)とジャニーズのモテ男として知られる「NEWS」の手越祐也(27)との熱愛が『週刊文春』で報じられ、浴衣姿で抱き合う写真とスノーボード服姿の2ショットが流出した一件が、迷走を続けている。
そもそもAKB48には「恋愛禁止条例」なるものがあり、色恋沙汰はご法度とされてきた。とはいえ、かつて人気ダンサー宅でのお泊まり愛が報じられた峯岸みなみ(22)が丸坊主になったり、元カレから交際の過去を週刊誌に暴露された指原莉乃(22)が“博多に左遷”されたりと、“恋愛事件”そのものは多く、それぞれのケースでその“罰”がまた話題になってきた。
では、柏木の“判決”はどうなるか。AKBに近い芸能関係者がいう。
「3月から柏木が兼任している新潟拠点のNGT48の専任になる可能性が大です。新潟左遷を“禊ぎ”とする、いわゆる指原方式で騒動の収まるのを待つのではないか。本人にとっては話題作りにもなるはず」
しかし、別のAKB関係者はそんな楽観的な見方を真っ向から否定する。
「これまでスキャンダルが出たメンバーと柏木では全くキャラが違う。ファンへの『神対応』(かみたいおう=行き届いた万全の対応)で知られる彼女は、AKBの良心。握手会でファン一人一人としっかり目を合わせて手をギュッと丁寧に握ることから『握手会の女王』とも呼ばれています。
ファンのタイプも『ガチ恋』(本気で恋して応援する)が多いといわれ、指原など他のメンバーのように恋愛をギャグにしてすまされる存在ではありません」
6月6日に開催されたAKB選抜総選挙では、柏木は熱狂的なファンの後押しを受け、前回1位のまゆゆこと渡辺麻友(21)を超えて自己最高の2位となった。今回のスキャンダル発覚には、柏木本人も相当ショックを受けているようだ。
「一時はツイッターなどでファンに謝罪することも考えたようだが、“下手に触れると逆効果だ”と周囲のスタッフに止められたらしい」(同前)
柏木は15日昼からツイッターを再開したが、〈おはようございます!今日は朝から『旅少女』のロケ。いってきます〉と騒動には一切触れていない。
一度キズのついた清純派のイメージを取り戻すのは至難の業。次回の総選挙までに柏木が失地回復するには相当なウルトラCが必要になりそうだ。今こそ神対応を見せる正念場だ。
※週刊ポスト2015年7月3日号