爪の先までおしゃれを意識する「ネイル男子」が増加中
近年、美容意識の高い「美容男子」「女子力男子」なる言葉が広がっている。化粧水や乳液を使ったスキンケアから、オーガニックなヘアケアまで、女性に勝るとも劣らない美意識の高さが特徴だ。そんな男性たちの間で、ネイルケアを行なう男性、通称「ネイル男子」がじわじわと浸透しているという。
実際にネイルサロンに通っているという男性・Aさん(27歳・自営業)に話を聞いた。
「僕がネイルサロンでやってもらっている施術は、甘皮を除去して爪をピカピカに磨いてもらい、ネイルオイルを塗ってもらうというものです。
仕事柄、自分から営業を行なったりすることも多いので、身だしなみはかなり気にしています。営業では手先を見られることも少なくありません。そういう時にかなりの確率で『爪とっても綺麗ですね』と言ってもらえるようになりました」(Aさん)
またベンチャー企業に勤務する男性・Bさん(24歳)も、ネイルにこだわっているという。
「もともとバンドマンの友達も多く、爪に黒いネイルをするような友達がたくさんいたので、男でもネイルに違和感はなかったですね。自分はグレーやブラウンなどの落ち着いた色のネイルを塗ったりしています。
男友達からは『お前気持ち悪いな』と言われることもありますが、女の子からは好評です。お金があるときは、ネイルサロンでジェルネイルをしてもらうのですが、やっぱりテンションが上がりますよね。ピアスを空けたり髪を染めるのと同じ、ファッションの一部という感覚です」(Bさん)
女性と同様に、手の先まで美しくありたいという美意識が男性のあいだでも徐々に浸透してきているのかもしれない。