【書籍紹介】『撃墜王は生きている!』井上和彦/小学館 1400円+税
昭和19年。本土に来襲するB29に対し、「飛燕」に乗る板垣政雄軍曹は体当たり攻撃を仕掛けた。機体は空中分解、板垣軍曹は機外に放りだされて失神。その後〈落ちていく途中で意識を取り戻したんです。そして落下傘が開いているかなと恐る恐る見上げたら、開かずにくるくる回っていたんですよ〉──。
軍人として誇りを持ち戦った5名のパイロットたちの、生々しくも貴重な証言をもとにした知られざる「大東亜戦争」の記録である。
※週刊ポスト2015年7月10日号