デビュー41年のさだまさし(63才)。歌手として数々の名曲を発表するヒットメーカーでありながら、今は小説家やテレビ番組のMCなどでも大活躍だ。『天皇の料理番』(TBS系)の主題歌も話題。NHK『今夜も生でさだまさし』(通称「生さだ」)も好評だ。
そんなさだの魅力について、古くからの友人である歌手の森山良子さん(67才)に聞いた。
「さださんとはグレープ時代からなので、もう40年来のつきあい。最初は繊細そのものだと思ってました。新幹線で名古屋から東京まで偶然一緒になった時、借金問題やなんかを、彼は面白おかしくしゃべり続けたんです。私はもうおかしくてゲラゲラ笑っていただけ。すごく面白い人だと再認識しました。
ある時、楽屋を訪ねたら、たまたま着替えているところを見ちゃって。顔がスーッとしているからそうは見えないけど、意外とマッチョなの(笑い)。彼から感じられる繊細さとはまた別の豪快さや野太さっていうか、精神的な強さは、体つきを見て合点がいきました」
なお、森山さんは7月15日、渋谷オーチャードホールにて、チャリティーコンサート『生きる』に出演する。
落語家・立川談春さん(48才)は、さださんの愛すべきキャラクターがその魅力だと語る。
「初対面からやたら優しく、愛想がよかったまさしさん。後に、立川談志と落語、落語家が大好きだったためと知りました。突然誘われて食事に行くことが多く、“おれは彼女か!”と言うと、“つきあってるんでしょ”と満面の笑み。
なのでおれたちつきあっています(笑い)。落語家たちと飲んでも誰にもしゃべらせずひとりで話すまさしさん。深夜1時を過ぎると話のネタが突然変化します。本人曰く“おれは、1時過ぎると人格が変わるんだ”そう。きっと『生さだ』はときどき、無理してるはずです(笑い)」
※女性セブン2015年7月16日号