日本政府観光局が発表した昨年日本を訪れた外国人の数は1341万4000人。円安や東南アジアの訪日ビザ緩和などを追い風に過去最高を記録した。
では、気になる訪問先はどこなのか? 世界45か国で利用される大手口コミサイト「トリップアドバイザー」発表の『外国人に人気の観光スポット2015』によれば外国人観光客らの行き先は意外なものだった。
トップ5は京都の「伏見稲荷大社」や広島の「広島平和記念資料館」など日本の歴史や文化を感じさせる場所だが、6位の長野「地獄谷野猿公苑」に続き、8位に京都の「サムライ剣舞シアター」がランクイン。日本人には馴染みのない場所ながら、剣舞を体験した外国人からは「すごくよかった? 家に帰ったら剣舞ができる場所を見つけて練習します」などと、大絶賛のコメントが寄せられる。
「調査を始めて7年、神社仏閣は変わらぬ人気です。投稿が投稿を呼び、観るだけのスポットから一歩進んで、日本の文化を体験できる場所に注目が集まったようです」(トリップアドバイザー日本法人広報担当)
この夏、日本人が気づかなかった名所を改めて訪ねてみるのはいかが。
※週刊ポスト2015年7月10日号