ライフ

体臭別調査でわかった嗅覚の男女差と意外な加齢臭への評価

男性に比べて、女性は臭いに敏感で我慢できない

 夏本番を迎え、臭いケアにも力が入る季節。さまざまなケアアイテムが増えているが、正しい臭いケアに大切なのは、年代ごとに異なる臭いの原因を理解し、それぞれに合ったアイテムや使い方を知ることだという。「スメハラ(スメルハラスメント)」が話題になることも多いが、具体的に人は体臭に対して、どれくらい寛容なのだろうか?

 ミドル脂臭対策の「ルシード」ブランドほか、男のにおいを研究する情報サイト「男のにおい総研」を展開するマンダムが実施した「男性の基本3体臭『汗臭』『ミドル脂臭』『加齢臭』に対する生活者の感受性調査報告」(25~54歳の働く男女183名対象)では、3種類の体臭別に「不快度」「容認度」を調査。年代や性別によって、臭いの感じ方が大きく異なる結果が出ている。

 まず特徴的なのは全ての臭いにおいて、男性より女性の方が臭いを強く感じ、不快度が高く、容認度が低いこと。特に若い女性ほど、臭いに対して不快に思い、「我慢できない」と感じることがわかった。その傾向が顕著に出た「汗臭」の容認度では、25~34歳女性の100%が「許せない(我慢できない)」と回答している。

 一方、3種類の体臭のうち「加齢臭」については、一般的なイメージと異なり、女性からも「不快ではない」が72.5%、「許せる」が86.8%にのぼり、意外にも受け入れられている。しかし、「ミドル脂臭」については、汗臭同様に若い年代ほど不快度が高く、25~34歳では男女共20%以上が「極めて不快」という結果となり、全体でも男性の75.0%、女性の89.0%が「不快」と回答。また、容認度の低さと、他の体臭と異なる特徴から、対策の必要性が大きいことが浮き彫りとなった。

関連記事

トピックス

タイ警察の取り調べを受ける日本人詐欺グループの男ら。2019年4月。この頃は日本への特殊詐欺海外拠点に関する報道は多かった(時事通信フォト)
海外の詐欺拠点で性的労働を強いられる日本人女性が多数存在か 詐欺グループの幹部逮捕で裏切りや報復などのトラブル続発し情報流出も
NEWSポストセブン
異物混入が発覚した来来亭(HP/Xより)
《虫のようなものがチャーシューの上を…動画投稿で物議》人気ラーメンチェーン店「来来亭」で異物混入疑惑が浮上【事実確認への同社回答】
NEWSポストセブン
6月9日付けで「研音」所属となった俳優・宮野真守(41)。突然の発表はファンにとっても青天の霹靂だった(時事通信フォトより)
《電撃退団の舞台裏》「2029年までスケジュールが埋まっていた」声優・宮野真守が「研音」へ“スピード移籍”した背景と、研音俳優・福士蒼汰との“ただならぬ関係”
NEWSポストセブン
小室夫妻に立ちはだかる壁(時事通信フォト)
《眞子さん第一子出産》年収4000万円の小室圭さんも“カツカツ”に? NYで待ち受ける“高額子育てコスト”「保育施設の年間平均料金は約680万円」
週刊ポスト
週刊ポストの名物企画でもあった「ONK座談会」2003年開催時のスリーショット(撮影/山崎力夫)
《追悼・長嶋茂雄さん》王貞治氏・金田正一氏との「ONK座談会」を再録 金田氏と対戦したプロデビュー戦を振り返る「本当は5打席5三振なんです」
週刊ポスト
打撃が絶好調すぎる大谷翔平(時事通信フォト)
大谷翔平“打撃が絶好調すぎ”で浮上する「二刀流どうするか問題」 投手復活による打撃への影響に懸念“二刀流&ホームラン王”達成には7月半ばまでの活躍が重要
週刊ポスト
懸命のリハビリを続けていた長嶋茂雄さん(撮影/太田真三)
長嶋茂雄さんが病に倒れるたびに関係が変わった「長嶋家」の長き闘い 喪主を務めた次女・三奈さんは献身的な看護を続けてきた
週刊ポスト
6月9日、ご成婚記念日を迎えた天皇陛下と雅子さま(JMPA)
【6月9日はご成婚記念日】天皇陛下と雅子さま「32年の変わらぬ愛」公務でもプライベートでも“隣同士”、おふたりの軌跡を振り返る
女性セブン
(インスタグラムより)
「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画…直後に入院した海外の20代女性インフルエンサー、莫大な収入と引き換えに不調を抱えながらも新たなチャレンジに意欲
NEWSポストセブン
中国・エリート医師の乱倫行為は世界中のメディアが驚愕した(HPより、右の写真は現在削除済み)
《“度を超えた不倫”で中国共産党除名》同棲、妊娠、中絶…超エリート医師の妻が暴露した乱倫行為「感情がコントロールできず、麻酔をかけた患者を40分放置」
NEWSポストセブン
清原和博氏は長嶋さんの逝去の翌日、都内のビル街にいた
《長嶋茂雄さん逝去》短パン・サンダル姿、ふくらはぎには…清原和博が翌日に見せた「寂しさを湛えた表情」 “肉体改造”などの批判を庇ったミスターからの「激励の言葉」
NEWSポストセブン
貴乃花は“令和の新横綱”大の里をどう見ているのか(撮影/五十嵐美弥)
「まだまだ伸びしろがある」…平成の大横綱・貴乃花が“令和の新横綱”大の里を語る 「簡単に引いてしまう欠点」への見解、綱を張ることの“怖さ”とどう向き合うか
週刊ポスト