デビューして41年のさだまさし(63才)。『精霊流し』や『秋桜』『関白宣言』など、数限りない代表曲を作り出してきたヒットメーカーは、今や小説家やテレビ番組のMCとしても大活躍。そんなさだの素顔について、プライベートで交流のあるアーティスト仲間、サックス奏者で平原綾香(31才)の父でもある平原まこと(63才)が、とっておきの「さだエピソード」を語る。
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まっさんとの出会いは『夏・長崎から』のステージで。かれこれ30年以上のつきあいになります。正確には、長崎の町をお互い鼻を垂らして走り回っていた時代を考えると、55年以上になるかな。
彼は、“おれは鼻を垂らしておらん! 垂らしとったのはお前じゃなかね~!”と言いそうだけどね(笑い)。
彼はとにかく自然児。生き方はまさに“まさし流”。彼が持ってる詩島に行った時は、まっさんがロケット花火を素手で持って発射していた。普通は危ないので地面に刺したり、ビンに刺したりして打ち上げるんだけど、昔の長崎のガキはこうだった。あの時はさすがに興奮したけど。ほんと、ガキの頃を忘れていないヤツだと思うよ。
※女性セブン2015年7月9・16日号