浮き沈みの激しい芸能界。今年も多くのニューヒロインが生まれ、女性タレントたちの“市場価格”は大きく変動している。
週刊ポスト(2015年7月17・24日号)では、大手広告代理店がCM出演交渉のために作成した最新の「ギャラリスト」を独占入手。本来は決して表に出ない極秘資料を公開している。
リストに掲載したギャラは、単純なテレビCM出演の金額ではなく、新聞広告、ラジオ、イベント、webなどの出演を包括した1社あたりの「年間契約料」だ。最近の広告業界ではこの契約が主流になっている。
リストが「女優」「モデル」「フリーキャスター」「アスリート」「芸人」と分類されている点も興味深い。大手広告代理店関係者が解説する。
「クライアントや商品によって求められるタレントの年齢もジャンルも異なるため、資料では登録が分けられている。たとえば『モデル』ジャンルの女性は『F1層』といわれる20~34歳の女性をターゲットとした商品に起用されやすい」
業界内での「序列」や「勢い」も一目瞭然である。例えば、「女優」ジャンルの最注目は再ブレイク中の宮沢りえ(42)だ。
宮沢は『ヨルタモリ』(フジテレビ系・日・夜11時15分~)でタモリの下ネタトークをあしらう“大人の女”っぷりで新境地を開拓し、ギャラも最高ランクに近い8000万円にアップしている。
「もともと盤石な評価を受けていたが、最近は仕事の幅が広がり、ギャラは昨年より1000万円程度上がった」(前出・代理店関係者)
※週刊ポスト2015年7月17・24日号