小笠原沖地震や口永良部島の噴火など、自然災害が相次ぐ日本列島。命を守るためには、必要な備えがある。
地震に遭い、避難所に向かう際、安全に移動するためにはヘルメットと防塵マスク、懐中電灯は必須だ。特に地震発生が深夜の場合は、懐中電灯がないと危険。
服装は季節によって、軽快に行動できるものを選ぶ。避難用に引火性の低い、難燃性のジャケットを家族分用意しておくことも大事だ。
情報収集手段として、携帯電話の予備バッテリーがあると安心。手回し充電ラジオがあれば、ラジオ、ライトのほか、携帯電話の充電ができるので、よりコンパクトな装備で出かけることができる。
もしバッグに余裕があればペットボトル500mlの水2本と簡易食、応急救急用品は入れておく。メガネ、コンタクトや持病のクスリなど生活に最低限欠かせない手軽に持ち運べるものも忘れずに。
噴火の可能性がある山に登る際には、事前に避難のための道具を持って行くことが必要だ。
しかし、避難用とはいえ、体に負担がかかる多くの荷物を携行することは現実的ではない。また、もし噴火が起こっても、重い装備のままで逃げることは難しい。避難時に効果があり、重量も最小限に抑えられるものだけを持っていこう。
携行の必須品は噴石から頭を守るヘルメットと、粉塵を防ぐ高機能なマスク、火山灰から目を保護するゴーグルが三種の神器。特に火山灰はガラス片のため、目に入ると角膜剥離などを引き起こすためゴーグルの重要性は高い。
コンタクトレンズも目を傷つけるので、降灰している間は必ず外しておこう。服装は通常の登山スタイルでOKだが、噴火が起こった際に火山灰で肌が炎症を起こさないよう、帽子や長袖のシャツや手袋などを着用もしくは持参すると役に立つ。
※女性セブン2015年7月9・16日号