旅行に行ったならば、その地方の美味しいものを食べたいと思うのが常。しかし、中にはまったくそんな気持ちにならないという人もいる。千葉県に住む女性Kさん(46才)は2人の子供とリサイクル会社を経営する夫(45才)と4人暮らし。Kさんが、夫に対する不満を告白する。
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私の目を盗んでは競馬、パチンコ、ときどき競艇。ギャンブラーの夫が、なぜか食べものだけは絶対に冒険しないの。北海道旅行しようが、私の実家の大阪に行こうが、コンビニかファミレスか、全国チェーンのラーメン店。
「そこに行かないと食べられない新鮮なお寿司とか、有名ラーメンとか、たこ焼きとか食べたくないの?」と聞くと、夫は「おれは失敗したくないんだ!」と鼻の穴をふくらませて、エラそーに。
「旅行に来てるんだから、この有名店に行こうよ」と言っても、「ばか! もしも高い金払ってまずかったらどうする? 一見さんとわかったら、ボッたくられるぞ」って。
「なら、言わせてもらうけど、あんた、今までいくらギャンブルにつぎ込んでいるの? 失敗したくないだ? ふざけないでっ!」
旅の恥はかき捨てじゃないけど、地方に行くと必ず怒鳴り合いの夫婦げんか。
こんなヤツと旅行してもちっとも面白くないから、夏休みとか別行動にしようとするんだけど、必ず「おれも行く」ってついてくるの。
あ~あ。やだ、やだ。
※女性セブン2015年7月23日号