7月24日スタートのテレビ朝日系ドラマ『民王』(毎週金曜日23時15分~)は、池井戸潤さん小説のドラマ化。総理大臣・泰山(遠藤憲一)と、家庭を顧みない父を嫌う息子・翔(菅田将暉)の心が入れ替わってしまう、ファンタジックコメディー。
『トリック』や『都市伝説の女』など、一風変わった人気ドラマを放送してきたテレビ朝日の『金曜ナイトドラマ』枠。今回は高視聴率を叩き出す池井戸潤さん小説のドラマ化だ。
「この枠は2000年から他のテレビ局が手がけていない新しいドラマをやることでブランドを確立してきました。視聴者離れが叫ばれる現代だからこそ、新しいことに挑戦しようと思いました」(プロデューサー・飯田爽さん)
その言葉通り、『半沢直樹』(TBS系)や『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)に代表される企業モノとは打って変わった、異色のファンタジーコメディー小説をドラマ化した。総理大臣と、女子力が高い大学生の息子の心が入れ替わってしまうストーリー。総理役の遠藤憲一がもじもじする姿など、笑える要素がたっぷりだ。
「もともと池井戸さんのほうから、金曜ナイトなら『民王』が合うんじゃないのと言ってくださったんです。原作では長男はヤンキーなんですが、時代に合わせて女子力男子に変更しました」(飯田さん)
ただ笑えるコメディーではなく、親子の絆でホロリとさせる場面も。脚本は西荻弓絵さん。
「西荻さんはホームドラマの名手です。『民王』は政治の世界の話ですが、総理の家族というロイヤルファミリーのホームドラマに仕上がっています」(飯田さん)
※女性セブン2015年7月23日号