芸能

AVの「素人」には偽者多いが、東スポのエロタビューはガチ

「素人AV」や「素人ヌード」など、AVや男性誌などアダルト業界で古くから何かともてはやされているのが“素人”たちだ。つい最近も、某地方テレビ局の女性アナウンサーが、女子アナになる前にひそかに素人モノのAVに出演し、男性器をかたどったアメを舐めるなどの行為に及んでいたとされる“疑惑”がネットで話題となった。とはいえ、たとえ“素人”をうたっていても、本物の素人がAVなどに出演しているケースはごくマレだという。

「昔からこの業界では『隣のお姉さん』や『近所の奥さん』的な幻想を抱かせる“素人”は人気で、『巨乳モノ』や『看護婦モノ』などと同様に『素人モノ』というジャンルがあったほどです。一時期、ブームになった『ナンパもの』もその亜流と言えるわけですが、実際には作品に出演している女優のほとんどは企画女優だったり、風俗嬢などの仕込みです」とは某AVメーカー社員。

 その背景にはリスク管理の問題があるようだ。

「仮に街中などで声を掛けた女性にAV出演してもらったとします。もちろん、作品に出演するにあたっては事前に契約をきちんと交わすわけですが、後々トラブルになるケースが多いんですよ。その場のノリでOKしたとしても、後から『やっぱり商品として売り出すのはやめてもらえませんか?』とか、『全部モザイクをかけてください』とか言ってきたりして。

 あと、性病の問題もありますよね。女優さんしかり、男優さんしかり、プロは体が資本ですし、この業界は一般の方が想像している以上に健康管理や性病対策には真剣に取り組んでいます。狭い業界ですし、すぐにウワサが流れますからね。それに比べると、かなりいい加減な素人さんもいて、万が一性病なんて移されたら、男優さんは商売あがったりでかわいそうですよ」(同社員)

 こうした要因もあり、一般男性からの投稿モノや盗撮モノ、いわゆる裏モノなど、一部を除いてほとんどの作品に出演している“素人”は厳密には素人ではないという。

 だが、これもケースバイケースという意見もある。

「確かに激しいカラミをする“素人”はほとんど仕込みではありますが、キスやパンチラ、自慰行為などのソフトなカラミに関しては、本物の素人さんが出演しているケースも多いです。実際にAVのナンパモノなどではイケメン男優さんが街中に立って女性たちをナンパしているし、東スポの名物企画になっている街頭淫タビューも、記者が全国をまわって素人女性に直撃取材を試みています。もちろん、ギャラや謝礼を出演女性に払っているケースもあるでしょうけどね」(男性誌編集者)

 厳密に言えばギャラや謝礼を受け取っている時点で“素人”とは言い難いかもしれないが、少なからずアダルト業界以外の仕事を生業にした女性も多く出演しているようだ。

「まあ、基本的に出演している素人女性も“初めにお金ありき”なわけですが、それでもプロの方とは違って最初から仕事モードではないぶん作品に臨場感が出ますし、ちょっと前に話題になった女子アナではないですけど、後にグラビアアイドルや女優として活躍する女性が、お小遣い欲しさにAVの素人モノやナンパモノでソフトなカラミを披露しているなんてケースもありますからね。素人モノに人気が集まるのもうなずけます」(同男性誌編集者)
 
 今後も多くの“素人”たちがアダルト業界を盛り上げていきそうだ。

関連記事

トピックス

第一子出産に向け準備を進める真美子さん
【ベビー誕生の大谷翔平・真美子さんに大きな試練】出産後のドジャースは遠征だらけ「真美子さんが孤独を感じ、すれ違いになる懸念」指摘する声
女性セブン
(撮影/田中麻以)
【高市早苗氏独占インタビュー】今だから明かせる自民党総裁選挙の裏側「ある派閥では決選投票で『男に入れろ』という指令が出ていたと聞いた」
週刊ポスト
『続・続・最後から二番目の恋』でW主演を務める中井貴一と小泉今日子
なぜ11年ぶり続編『続・続・最後から二番目の恋』は好発進できたのか 小泉今日子と中井貴一、月9ドラマ30年ぶりW主演の“因縁と信頼” 
NEWSポストセブン
タイと国境を接し、特殊詐欺の拠点があるとされるカンボジア北西部ポイペト。カンボジア、ミャンマー、タイ国境地帯に特殊詐欺の拠点が複数、あるとみられている(時事通信フォト)
《カンボジアで拘束》特殊詐欺Gの首謀者「関東連合元メンバー」が実質オーナーを務めていた日本食レストランの実態「詐欺Gのスタッフ向けの弁当販売で経営…」の証言
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんの「冬のホーム」が観光地化の危機
《ベイビーが誕生した大谷翔平・真美子さんの“癒しの場所”が…》ハワイの25億円リゾート別荘が早くも“観光地化”する危機
NEWSポストセブン
戸郷翔征の不調の原因は?(時事通信フォト)
巨人・戸郷翔征がまさかの二軍落ち、大乱調の原因はどこにあるのか?「大瀬良式カットボール習得」「投球テンポの変化」の影響を指摘する声も
週刊ポスト
公然わいせつで摘発された大阪のストリップ「東洋ショー劇場」が営業再開(右・Instagramより)
《大阪万博・浄化作戦の裏で…》摘発されたストリップ「天満東洋ショー劇場」が“はいてないように見えるパンツ”で対策 地元は「ストリップは芸術。『劇場を守る会』結成」
NEWSポストセブン
なんだかんだ言って「透明感」がある女優たち
沢尻エリカ、安達祐実、鈴木保奈美、そして広末涼子…いろいろなことがあっても、なんだかんだ言って「透明感」がある女優たち
女性セブン
同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン
16日の早朝に処分保留で釈放された広末涼子
《逮捕に感謝の声も出る》広末涼子は看護師に“蹴り”などの暴力 いま医療現場で増えている「ペイハラ」の深刻実態「酒飲んで大暴れ」「治療費踏み倒し」も
NEWSポストセブン
中村七之助の熱愛が発覚
《結婚願望ナシの中村七之助がゴールイン》ナンバーワン元芸妓との入籍を決断した背景に“実母の終活”
NEWSポストセブン
松永拓也さん、真菜さん、莉子ちゃん。家族3人が笑顔で過ごしていた日々は戻らない。
【七回忌インタビュー】池袋暴走事故遺族・松永拓也さん。「3人で住んでいた部屋を改装し一歩ずつ」事故から6年経った現在地
NEWSポストセブン