アイドルグループ・乃木坂46の生駒里奈、白石麻衣ら人気メンバーが、女優・井上真央主演のNHK大河ドラマ『花燃ゆ』に出演することが決まった。
同番組に登場する生駒や白石、秋元真夏、生田絵梨花、桜井玲香、高山一実、西野七瀬、橋本奈々未、深川麻衣、若月佑美ら“十福神”の10人は大奥に召し上げられる女性に扮し、今月19日放送の第29回から出演する予定だ。
同番組といえば、視聴率1桁台を記録するなど、放送開始直後から視聴率低迷ばかりが話題に。放送開始から半年経った今でも、視聴率浮上のきっかけはつかめていない。
「井上さん演じる主人公が吉田松陰の妹と歴史上の人物としてはいまいちマイナーなこともあり、放送スタート前から苦戦が予想されていました。NHKサイドとしては『幕末男子の育て方。』というキャッチコピーからも分かるように、昨今ハヤリの“歴女”ブームや戦国時代を舞台にした武将育成ゲームを意識して、高良健吾さんや東出昌大さん、瀬戸康史さんなど若手イケメン俳優を多数起用し、若い女性視聴者層の獲得に力を入れていたわけですが、残念ながら視聴率には結びついていない印象です」(スポーツ紙・芸能担当デスク)
そうした中での今回の女性アイドルの起用は、当初の戦略を変えてまで視聴率アップを狙う奇策ということか。NHKの乃木坂46への期待は大きいと言えそうだ。
当の乃木坂46にとっても、この大河出演は大きなチャンスにつながるという見方は強い。なぜなら、大河での活躍ぶりが年末の紅白歌合戦出場の選考に関係してくるからだ。
「紅白出場への追い風になるのは間違いないです」
そう語るのは、前出のスポーツ紙芸能担当デスクだ。乃木坂46といえば、昨年、一部スポーツ紙で紅白内定報道が出るなど初出場が期待されながら、結局は、落選するという悲劇に見舞われた経緯がある。
「メンバーは悔しい思いをしたはずで、今年こそは、と“リベンジ“を考えていると思います。例年紅白の出場歌手の選考においては、同局に対する貢献度も評価の基準のひとつになっています。大河絡みでいえば、昨年初出場を決めたV6はデビュー20周年のメモリアルイヤーというだけでなく、岡田准一が『軍師官兵衛』で主演していたことも決め手になったと言われています。
乃木坂46のこのタイミングでの大河出演は間違いなく大みそかへのプラス材料になるでしょう。さらに彼女たちの出演が視聴率アップにつながれば、早めに“当確”が出る可能性だって出てきます。すでにファンたちは“初出場だ!”と盛り上がっています」(前出のスポーツ紙芸能担当デスク)
“幕末”から“年末”まで乃木坂46がNHKを盛り上げることができるのか――。