大腸がんは結腸・直腸・肛門といった大腸に発生し、日本人は特にS状結腸と直腸にできやすい。肉を中心とした食の欧米化により、ここ20年で1.7倍も患者数が増加している病気だ。
特に女性の14人に1人が検診で大腸がんと診断されており、死亡率はほかに大きく差をつけて高い。秋津医院院長で著書に『がんにならないのはどっち?』(あさ出版)などを持つ秋津壽男さんはこう説明する。
「女性は便潜血検査や肛門にカメラを入れる検査を恥ずかしいと嫌がる傾向があるため、発見が遅れて、死につながるケースが多いようです」
罹患率は50代から増え、高齢になるほどかかる率が高くなる。
「早期発見すればほぼ完治するがんなので、早めの対処が必要になります」(秋津さん)
※女性セブン2015年7月30日・8月6日号