普段はそんなことはなくても、お酒を飲んだ途端に調子に乗り出す人は少なくない。千葉県に住むパート勤務の女性Kさん(46才)の夫は(49才)は、印刷会社勤務のサラリーマン。子供の前でお酒を飲んで、なんとも恥ずかしい行為に及んだという…。
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高3の息子の“バスケ部、引退会”でのこと。居酒屋のチェーン店で生徒と顧問の先生、保護者。大人は飲み放題コース。いつもはダンナ、「この酎ハイ、薄くねぇか。これで380円もとるかよ」とグズグズ言うくせに、飲み放題と聞いたとたんよ。
ここぞとばかりガブ飲みして、お開きの頃にはグデングデン。で、息子の友達の男子6人に向かって「お前ら、今夜は家に泊まれ~」って言い出したの。
息子1人でも思春期の独特のにおいに辟易しているのに×6人+酒臭い加齢臭オヤジが、わが家に? 息子1人でも「どんだけ食べるの!」と怒鳴りたくなるのに、朝食のご飯、何合炊けばいいのよ。
おまけに、私が止めるのも聞かず、いい気分のダンナは、さっそうと財布から1万円札を出して、「これで、コンビニで好きなもの買ってこい」って。
そして家では高校生に酌をさせながら、「こう見えてもオレは高校時代、勉強できたんだぞ。女子にもモテて、親孝行もして」って、繰り返し、繰り返し。
そのくせ、夜が明けたら、「何で玄関にいっぱい靴があるんだ?」と言ったかと思ったら、声をひそめて、「財布の金が足らないんだけど」って、息子の友達を泥棒扱い。
あ~あ、こんなダンナ、持つもんじゃないわね。
※女性セブン2015年7月30日・8月6日号