人間の体を作る食べ物は、がんともかかわりがある。特に次のような食生活ががんリスクを高めてしまうと、国立がん研究センターの笹月静さんは警告する。
「塩辛い食べ物が好きで、野菜や果物をあまり食べない、毎日2合以上のお酒を飲むという人は、がんにかかる確率が高くなります」
さらにこのような生活を続けていると、がんだけではなく、脳卒中や糖尿病などの生活習慣病を促すことに。では、どんな食生活をすればいいのか?
「国立がん研究センターの研究では、野菜や果物に含まれるビタミン類が、多くのがんのリスクを低くするという結果が出ています。1日に、野菜と果物を合わせて400g程度、摂るのが理想です。また、青魚に含まれるn-3系脂肪酸を摂ることで、大腸がんの中の結腸がんや肝がんにかかるリスクが低くなる。そして、大豆に含まれるイソフラボン類も複数のがんにいいという結果も出ています」(笹月さん)
これらをバランスよく摂ることで、がんリスクを減らそう。
※女性セブン2015年7月30日・8月6日号