鉄板から勢いよく弾ける「ジュー」という肉の焼ける音と、タレが焦げる香ばしい匂い。長梅雨の鬱陶しさもそこにはなく、客は目の前の肉に全神経を注ぐ…。そこは昨夏オープン以来、多くの“肉食”女子たちから支持を集める都内にある精肉卸直営の高級焼肉店。
7月上旬、噂を聞きつけた本誌記者もどうにか予約を取りつけ店に入ることができたが、席につくなり現れたのが沢尻エリカ(29才)だった。
ブルーのキャップに、白いプリントシャツ、デニム地のホットパンツというスタイルの沢尻。その後に続いて、ファッションデザイナーのA氏とその友人男性も。A氏といえば、本誌が沢尻との熱愛を報じたのが2012年8月だから、実に3年! 意外にも一途なのね。
すっかり肉への集中力はそがれ、イケメン店員さんたちの丁寧な説明にも気がそぞろに。しかし、3人のいる個室から聞こえてくる話し声は男性の声ばかりでそこに時折沢尻の笑い声が聞こえてくるのみ。もしかしたら、彼女、聞き上手なのかしら?
店員さんも、彼女たちのプライバシーを守るべく、オーダーのときなど、決して扉を開けっぱなしにせず、中の様子を他の客に見られない配慮を。
もう! 何を食べてるのか、飲んでるのかすら、わからないじゃない!!
そんなふうに勝手にやきもきしているうちに、沢尻たちはお会計を済ませ、店を後に。そして気がつけば、私たちもラストオーダーが終わっていた。
ガーン…。店自慢の国産黒毛和牛の貴重部位も、お肉に相性ぴったりのスパークリングワインの味もさっぱり覚えていない。
「ごちそうさまです!」そう言って帰っていく沢尻のまぶしいほどにかわいい笑顔。あ~、にくにくしい!!
※女性セブン2015年7月30日・8月6日号