人生を前向きに楽しむ50~60代のやんちゃジジイ=ヤンジーは、案外自信をもち、そして、若い女性にとことんモテる。60歳以上のヤンジーを愛する3人の女性がその魅力を語り合った。
●由樹(35歳・既婚・専業主婦):子供の塾の見学会で知り合った66歳と初めての不倫中
●愛美(34歳・既婚・事務職):オーバー60男性5人と交際経験あり。現在は64歳と交際中
●祐子(29歳・未婚・美容師):オーバー60男性20人以上と交際経験あり。現在は彼氏なし
由樹:私は彼が何でも知ってるのに驚いた。政治のことも歴史のこともよく知ってるし、世の中の仕組みについても教えてくれる。彼は関西人でたとえも上手だから、話に飽きることがないの。
祐子:私が印象的だったのは、青信号が点滅したら渡るのを諦めること。走って渡る人みたいにセカセカしてなくて、余裕が感じられました。あと、歩く速さも私に合わせてくれます。食べるペースもそうだし。
それから、自分のことばかり話さずに私の話も聞いてくれます。それで、絶対に否定的なことは言わなくて「そうだよね、でも、こういう方法もあるんじゃない?」ってアドバイスしてくれます。同世代には絶対できない気遣いです。
愛美:私も愚痴を聞いてもらって「僕にできることがあれば何でも話してね」って言われたときは、嬉しくて泣きそうになっちゃった。年の近い夫に言われても安心できないのに、この人に言われると大丈夫って気持ちになれる。
由樹:それ、よくわかる。
祐子:あと、連絡もマメにくれますよね。
由樹:いいところと言えば、目尻のシワとかも、実はすごくセクシーよね。
愛美:私の場合、黒いワンピースを「喪服?」と聞かれたときには世代のギャップみたいなものを感じたけど、それも可愛いと思えた。ただ、外見での“おじいちゃんらしさ”に魅力はあまり感じないな。とにかく彼は渋くてダンディだから。
由樹:ダンディ、ダンディっていわれると、会ってみたくなっちゃう。
愛美:写真見る? 携帯に入ってるけど。
祐子:見たいです!
愛美:ほら、これ(と写真を見せる)。ダンディでちょいワル俳優みたいな感じでしょ?
由樹:うーん。ダンディというよりは、疲れ気味?
愛美:そう? 十分カッコいいと思うけど。
※週刊ポスト2015年7月31日号