『女性セブン』7月2日発売号でさだまさしの大特集をしたところ、「滅多に週刊誌は見ないけど、読んだら面白かったでー」(大物歌手W)をはじめ、「『生さだ』特集している雑誌、初めて見ました、保存します」(55才・主婦)など、多くの反響が届いた。同特集では、多くの関係者から、さだまさしがどんな人物なのかを語ってもらった。そこで今回は、満を持して本人にインタビューを行った。
――深夜1時を過ぎると人格が変わると立川談春さんが言ってましたがホントですか?
「それには続きがある。23時に血液型変更線っていうのがあってね。深夜1時に人格変更線があるの」
――え!? 血液型変更線?
「そう。ぼくはAなんだけど、父がABで、母がBOってこともあって、隠れB型って呼ばれてるわけ。表はA型なんで、23時まではサービス精神旺盛で、めんどくさがらずに皆の世話を焼くし、すごくまじめな部分も見せるわけ。で、23時を過ぎるとめんどくさくなってO型に変わってくるんですよ。そうすると、まあいいや、適当でいいやろ、大丈夫、大丈夫って言いながら、まだ気遣っている。でも、深夜1時になるとB型になるから、うっせー寝る、帰るって言うようになる。人格が変わるね、完全に」
――あ、そういえば、談春さんとつきあっているとか…。
「ハハハ、確かにつきあってる。『お前、何やってるの』って電話すると、『何って、寄席ですよ』『どこで?』『えっ?』『今、飲んでんだよ。東京なのか?』『東京です』『何時に終わるんだ?』『え~、23時です』『はい』で、来ますもん(笑い)」
――確かに、会話だけ聞いていると、カップルのようですね!
「来い! って言わなくても駆けつけてくるんだもんね。だいたい咄家はそれで広がって柳家三三や柳家一琴もやって来るね。ハハハッ」
――さださんの周りって、面白い人や、不思議な話が寄ってくるように思うんですが。
「寄ってきますね。呼びますね~。人に会ったら、ひもをこうつかんで離さない。そして引っ張ってみるんです。(と、ひもを引っ張る真似。そして…)プツッと切れたら縁がなかったなと。引っ張ってるうちにズルズルと変なものが出てきたりして、こいつ面白いなと思うと、つながります。縁って大事ですよね」
――人を引き寄せる引力に、面白い話を見つけ出すパワーも備わっているとなると、コンサートでのMCトークも、小説のネタも尽きないですね。
「いい話、多いんだよ、世の中って。いい話だけやるテレビ番組、作りたいねえ」
――それ、ぜひ見たいです!
※女性セブン2015年7月30日・8月6日号